カテゴリ:東洋医学・鍼灸( 145 )

私が鍼灸師になった理由

ふと「私はなんで鍼灸師になったんだっけ・・・?」と思い返していた。
長年生きていると、ずいぶん昔のことは記憶から遠ざかるものである。

最近、うちのスタッフに学生や免許取ったばかりの若い子が入ったものだから、その姿を妙に初々しく感じ、自分の同じような初々しい時代を思い浮かべることが増えてきたのだ。

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理由を数えればたくさんあって、色々な偶然や出会いが重なってこの道に入ったのだが、最大の理由は「体の不調が多いのに病院の治療が何よりも苦手である」ということにつきる。

薄ら覚えの幼少の頃の話である。
皮膚炎か何かで私を病院に連れて行こうとした母。病院の前まで行ったものの、私が怖がって嫌がって逃げ回り、どんなに捕まえようと思っても捕まらない。一時間以上逃げ回り、母もほとほと困り果てて、一人で薬だけもらいに行こうとしたら、後ろから小さな私が泣きながらトボトボついてきたという話。

そんな小さな頃から筋金入りで病院が大嫌いだった。

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それに較べ、鍼灸は本当にありがたい。細ーい鍼を一本、体に浅く刺す。大して痛くない。それで苦痛が軽減する。胃が弱くて薬もあまり飲めない私には、願ってもない医療だった。

また東洋医学には養生法がある。食事、運動、心持ち。自分の悪習慣を断ち切ることで病気を遠ざけることができる。生活習慣病の皆さんは、習慣を変えるのは大変だと薬をたくさん飲んでいる。私だったら薬や注射しなくて病気が治るんだったらどんなことでもするのにな、といつも不思議に思う。

まぁ、世の中には病院が大好きな人もいるから、趣味嗜好の問題なのだろう。

そんなわけで、ほとんど東洋医学で体調管理し半世紀生きてきた。あと半世紀、病院のお世話にならず、東洋医学の力でそこそこ元気に暮らしていきたい。


by yurikak5 | 2019-06-12 22:36 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

蓮風の玉手箱について

 2011年~2015年まで産経関西WEB上にて連載されていた師匠のコーナー「蓮風の玉手箱」
サイトが閉鎖してから閲覧できなくなっていました。

 私はこの玉手箱にはご縁があり、産経関西・編集担当の岡崎氏が当時私の患者さんだったこともあり、企画段階から参加させて頂いておりました。このサイトは全20篇、蓮風先生の患者さんでもある、大学教授や僧侶、児童文学作家や地理学者、ジャーナリストetc・・・後半は東洋医学を学ぶ医師9名(北辰会に所属する先生を中心に)との非常に興味深い対談であります。特に東洋医学を学ぶものにとっては、非常に深い部分で感銘を受ける内容となっています。

 そんな貴重な対談集を眠らせておくにはもったいない、東洋医学、鍼灸を知ってもらうために、もっともっとたくさんの方に読んでもらいたい…そういった思いが募り、ネット上に復刻する作業をお引き受けすることになりました。


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 懐かしい裏話ですが、このバナーは漢方柚鍼灸院のHP制作会社のデザイナーのKさんに無理を言ってご厚意で作っていただいたものです。(お礼に一杯ごちそうさせていただきましたが・笑)
 バナーには代表とありますが、現在蓮風先生は会長になられています。

 このサイトは蓮風先生はもちろんのこと、ゲストの方々(遠方からもお越しくださいました)、テープ起こし作業、編集作業、すべて東洋医学・鍼灸を応援するたくさんの人々の思いによって出来上がったものです。こうやって東洋医学は真の効果を知る人たちによって語りつがれ、明治維新以降、虐げられながらも生き残ってきたのだなぁと思います。

 サイトはブログ形式で公開することになりました。順序が逆になりますがカテゴリ分けをしていますので1からお読みください。全ての公開には今しばらくお時間いただきますが、少しずつ時間のある時に貼り付けていこうと思いますので、楽しみにお待ち頂ければ幸いです。


「蓮風の玉手箱」newアドレス 





by yurikak5 | 2019-06-05 21:05 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

今日は啓蟄

今日は啓蟄ですね。
地中に籠っていた虫が這い出てくる季節。
今日、乗馬に行きましたら、早速虫が発生していました。
自然界の生物は良く知ってますね、ホントに。

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昨日の大阪城公園の梅


気温がかなり上昇したと思ったら朝晩冷え込み、
かと思ったら雨が降り出して湿気が増えたり。
体調管理が難しい季節に入ってきました。

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急性の腰や足の痛み、関節痛、花粉症、原因不明の発熱、
帯状疱疹、腹痛を伴った下痢便秘等々、
突然の病で駆け込んで来られる方が増えてきています。

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予防法はやはり良く寝て運動する、刺激物やカフェインなどは取り過ぎないようにでしょうか。
さっぱりしているけれどバランスの良い食事を心がけたいものですね。
菜の花や小松菜、レタス、春菊などの青い野菜、豆類、いよかんや金柑などの柑橘系、
目に色鮮やかな旬のものがスーパーにたくさん並びだしました。

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職場近所のミモザ


不安定な季節に振り回されず、澱んだ空気ですが運動不足にならないよう、
気をつけて過ごしていきましょうね。



by yurikak5 | 2019-03-06 23:07 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

言葉で治療する

先日、随分昔に購入した鎌田實医師が書かれた「言葉で治療する」という本を、
読み直していました。初版は2009年、週刊朝日で連載されたものをまとめたものです。
医療者の言葉によって救われたり、どん底に落とされたりした患者さんの実話を中心に、
重い病で苦しんでいる患者さんヘの言葉かけが、医療者にとってとれだけ大切なことか
ということが、今さらながら再確認できる一冊でした

文中に16世紀のフランスを代表する外科医パレの言葉が引用されていました。

「時に癒し、しばしば慰め、常に励ます」

また、患者さんの心に寄り添えない医学は医学でないと。

そして、言葉を大事にして、大事にして、大事にしながら、
最後に言葉を超えたところに、医療の魅力があると。

言葉での治療は精神科の専門用語ではムントテラピーと言います。
ムントは言葉、テラピーは癒しですね。
この本を読みながら、これまた昔々読んだユング心理学の日本での第一人者である
河合隼男先生と谷川俊太郎さんの対談「魂にメスはいらない」を思い出しました。
この話をすると長くなるのでまた・・・。

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先日、15年間毎週治療させていただいていた患者さんが89歳でお亡くなりになり、
お別れ会に参列させていただきました。
ゴルフが好きな、上品でスーツの似合う素敵なおじいちゃんでした。
鍼灸治療が効いたのか、15年間大きな病気もせず、最後3ヵ月ほど肺炎で入院し、
ご家族にお聞きしたところ、あっけなく旅立たれたそうです。
大往生ですね。

いつも治療に来られた時「前回、鍼された後はどうでしたか?」と聞いても、
「私は先生に会いに来てるんだよ」とそれしか答えてくれず、
鍼が効いたとは一言も言ってくれませんでした(笑)
治療家としては何とも複雑な気持ちになったものですが、
大病をされなかったことを考えると、それでも癒しにはなっていたのかなぁ・・・と。
もう少し長生きされると思っていたので、治療が至らなかったのかなぁという
私自身の反省もあります。

S.Oさん、長い間来てくださってありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。


by yurikak5 | 2019-02-27 19:19 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)
先ほどNHK「ガッテン!」で鍼治療の特集番組が放映されていました。
1月に予定されていたものが、全豪オープンテニスで延期になり、
まだかまだかと首を長くして待っておりました(笑)

私もかれこれ25年、この道で生計をたてておりますが、
これだけ鍼に好意的なテレビ番組は快挙です。
師匠がH7年に出演された「ソリトン夢時々晴れ(NHK教育テレビ)」
以来ではないかと思われます。
WHOが認めて以来、本当に時代は変わりつつあるなぁと思います。

今年は1/4のNHK「あさいち」で、新年早々から東洋医学の特集がありました。
私の母もこれを見て、東洋医学の価値を再確認したようです。
娘がこれだけ長年関わっていて、私の鍼治療をずっと受けているにもかかわらず、
母にとっての鍼は「なんかよくわからんけど良さそうなもの」程度の認識でした(^_^;)
テレビ、それもNHKでやる、これだけで信用が増すのだなぁとつくづく。。。119.png

今回の番組でもあったように、鍼の世界は奥深く不思議な部分もたくさんあります。
短時間ではとても説明できません。

番組内容を見て、ひとつだけここに書いておきたいと思ったのは、
番組中ではおそらく分かりやすく説明できるように、
押して痛みがあるツボをツボとして認識すると言っていましたが、
押して痛みがあるツボは「実」のツボです。
実のツボにはコリのようなもの(実邪)があり、押すと激しく痛みます。
その実邪に鍼先があたるとズーンとした響きを感じます。
実邪を取り、気を通じさせる刺鍼法を瀉法といいます。

しかしツボは専門用語では「穴(ケツ)」ともいうように、
落とし穴のように凹んで押しても痛くないツボがあります。
これは「虚」のツボで、冷えて、発汗して、弛緩している状態です。
気血が足りなくなって弱っているため、強刺激の鍼は逆効果となります。
虚のツボには気血を補って気を通じさせる刺鍼法、
補法での治療を用います。お灸を用いることもあります。
うまく効くと弱って凹んでいたツボが温まり弾力が出てきます。
(私の所属している北辰会ではこうした弱ったツボへのデリケートな触診も
重要視しています)

細かくいうと虚と実が入り混じった「虚中の実」という段階もたくさんあります。

このテレビのゲストからの質問にもあったように、
「ツボって何ですか?」という質問も本当に多いものです。
ツボ人形を取り出しては、何度も何度も患者さんに伝わるようにお話ししますが、
それでも「??」という顔をされることも多々あります。
最終的にはなんだか難しいことは良くわからないけど治ったからいいか、
と思われるようです。うちの母親もそんな感じですね(笑)

まぁ、専門家同志でも話せば尽きないマニアックな鍼の話ですが、
NHK「ガッテン!」でこれだけの番組を放映して下さったことは感謝の一言です。
もっともっと人類の宝物のような伝統医学、東洋医学のチカラでもって、
日本国民の免疫力や健康レベルが上がってくれることを日々願ってやみません。
更なるは、どんな病気にでも保険適用がされるようになったら夢のような話ですね。

3月には昨年NHKで放映された2時間番組「東洋医学ホントのチカラ」が
リメイクされて再放送というお話も聞きます。こちらも楽しみです☆


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「おはよ~174.png

本日気温が高すぎて、冬眠を終えバタバタし出した笹の助。
といっても今年はほとんど冬眠してませんでしたが。



by yurikak5 | 2019-02-20 21:53 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(5)

体を温めることについて

患者さんに耳にタコが出来るくらい、よく聞かれることです。

「先生、体って(痛い場所って)温めた方がいいんですよね??」

巷には体を温めて血行を良くして病気を治すというサプリや健康法が
山のようにありますね。そのくらい女性は温めることが大好きです(笑)

もちろん陰性の女性にとって、基本的に体を冷やすよりは
暖かくしていた方が良いに決まっています。
しかし、なんでも過ぎたるは及ばざるごとし。
暖め続けるとどうなるでしょうか。

陽虚という体の芯から冷え切って、そうとう体力が低下した状態でもない限り、
働けるレベルのほとんどの方は、冷えがあっても気滞によって起こっています。
気は十分にあるのに滞って動いてない、表面的な冷えです。
では気滞の方が温め続けるとどうなるでしょうか?
今度は体に熱をこもらせ、熱性の病気を生じてきます。

よくあるのが貼るカイロを長時間同じ場所に貼り続け、低温火傷になっている患者さん。
特にお年寄りや更年期時期の女性で、陰虚証の方が腰や下腹を温め続けると、
ますます陰虚がひどくなって体の上部に虚火が上り、
のぼせや頭痛など体調不良になるというケースもよくおみかけします。

最初は気滞のために冷えがあり、一時的に温めて楽になったとしても、
しつこく温め続けないほうが良いです。
体質、病状、季節などによって、温めることは良いことにも悪いことにもなりえます。
(発見?したのですが、カイロは途中で捨てるのが勿体なかったら、
密閉できる袋に入れて空気を遮断しておけば再度使えますよ)

また温める方法も様々ですが、良い順に書きます。

①運動して体温を上げる。
寒くてもたくさん着こんで散歩してくださいと養生指導をします。

②お風呂(温泉や入浴剤を入れる)に入ったり、温かい(温性)食べ物を取ったりする。
お風呂の場合は温めますが、気化熱で余分な熱を冷ましてくれます。

③暖房、カイロ、電気毛布など、ものに頼る簡単な方法。

極端な話ですが、全く体を動かさず、冷たい(陰性)ものばかり食べながら、
寒い寒いと電気毛布にくるまっていたら必ず体調は崩れますね。
そこそこ元気な方は、まずは体を動かして自家発電させることです。
筋肉がつくと暑さ寒さに耐えられる体になってきます。
自分に喝を入れて、寒い季節を乗り越えましょう166.png


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みかんの皮、陳皮はお風呂にいれると体があたたまりますよ177.png





by yurikak5 | 2019-01-30 20:31 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

高齢化と東洋医学

もう年が明けて10日も経ってしまいました。
月日が流れるのは年々早くなります。

1月23日のこれまたNHKの「ためしてガッテン!」では鍼の特集が
予定されていると聞きます。
昨年もNHKで鍼、漢方薬、ヨガの2時間番組が放映されました。
時代は不定愁訴や未病を治すのが得意な東洋医学へと傾き始めたのでしょうか。

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今年、第一号の初診患者さんは88歳の独り暮らしのおじいちゃんでした。
主訴は軽い症状で、大病も経験されていますが、姿勢もよく大変お元気な方でした。
娘さんは近くにいるものの、自分のことは自分でされ、スーパーに買い物も行かれます。
そんな方ですので鍼灸の効き目もよく、早速効果を感じておられます。

段々と患者さんも高齢化がすすんできています。
軽い段階での不調を鍼灸でバランスをとり、
苦痛のない毎日を送るのは本当に良いことだと思います。

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ただ、鍼灸にも色々な流派があります。
「鍼はたくさん刺すから怖い」と言われる方が多いのですが、
私が学んでいる流派は数本しか刺しません。
的確なツボに的確な技法で施術する方法は、
高齢の体の弱った方にも、気をもらさず安全に治療できます。
しかし、的確なツボを選ぶ診断学や、選択されたツボに正しく刺鍼する技術がないと、
少数穴での治療は効を奏しません。
診断学においては問診、脈診、舌診は重要なポイントとなります。

たくさん刺す手法は、スポーツ選手など元気な方には好まれやすいですが、
病弱な方や高齢者などにはダメージがきつくでることもあります。
ですので「鍼はたくさん刺すから怖い」という意見もごもっともなのです。
これから東洋医学の恩恵を上手に受けるためには、ご自身の体調体質によって、
合った技法の鍼灸院を選ぶことも大切な条件になってきそうです。




by yurikak5 | 2019-01-10 15:26 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

子供の便秘

治療室に入り、患者さんに今日の体の状態をお伺いするとき、
必ず「毎日きちんとした便通はありますか?」とお聞きします。

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先日、伝統鍼灸学会で見つけた本
「赤ちゃんからはじまる便秘問題」


排泄をすることは、食べること以上に大切です。
少々体に悪いものを食べていても、すぐに排泄できる人は病気になりにくいものです。

西洋医学的に言えば、便秘は大腸の蠕動運動が不足して・・・という局部的な病となりますが、
東洋医学的に見たら、熱性の病の大方が排泄不足と言っても過言ではありません。
排泄不足とは便だけではなく、汗や尿、月経出血なども含まれますが、
一番重要なのは排便だと思います。

頭痛、咽痛、胃痛、不眠、生理痛、鬱病、腰痛や肩こり、関節痛まで、
出るものが出なくて溜まった毒素が全身をめぐって発症するのです。
最近では腸内環境とか、腸内フローラとかよく耳にしますね。
毎日出ていても、大食漢の方であれば宿便が溜まり便秘といえる場合もあります。

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待合に置いている絵本「おトイレさん」


大人以上に怖いのが子供の便秘です。
大人では慢性病を引き起こしても、子供は急な発熱、風邪でない異常な咳き込み、
嘔吐、中耳炎、アデノイドや蓄膿などなど、
一見腸とは関係ない部分での病であっても、便秘が絡んでいることは多々あります。
傷寒論でいうところの陽明病の段階の病は便通をつけることで治っていくのです。

そのくらい子供の便秘は怖いのですが、意外とお母さんと本人は気にしていません。
最近、体調不良で学校に行けないという小学生がチラホラ鍼灸治療にやってくるのですが、
大体が便秘症です。主訴の不登校と便秘、実は深いつながりがあります。

何故便秘になるのでしょうか?その原因は簡単です。
偏った食生活、運動不足です。手足を動かさないと脾胃は働かないのです。
学校に行かないのでますます運動不足になり、ストレスも溜まります。
姿勢は悪く、子供なのに中年のおじさんのような体形の子もいます。
ネット環境が幼いうちからあるせいか頭は良いのですが常に気が上がり、
外で遊ぶ時間が少なく骨も弱そうな感じです。

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そんな子が来たら、治療しながら、

「もっと歩いて、運動して、野菜や穀物、お魚や海藻をしっかりとって、
絶対、毎日うんちを出すのよ!あなたの仕事は毎日うんちを出すこと!わかった~?」

と親でなく子供の顔をじっと見て言います(笑)
これには意味があって、脳に意識づけることで便が出やすくなるという作用があります。

そして簡単な体操を教えます。お母さんにも一緒にしてもらいます。
すると段々学校に通えるようになっていきます101.png

今は完治しましたが、私も子供の頃から20代まで、一週間でなくても平気な便秘症でした。
その頃、体調は最悪で山のような不定愁訴を抱えていました。
でも東洋医学を知るまで、誰も便秘を治す方法は教えてくれませんでした119.png

健康な人は一日出ないだけでも気持ちが悪いものです。
乳幼児の便秘も時々来院がありますが、小児鍼で便秘を治すのは本当に良い方法です。
生きていくうえで排便を習慣づけるということは本当に重要なことだと思います。



by yurikak5 | 2018-12-05 21:58 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

日本伝統鍼灸学会IN茨木

先日24日の土曜日、大阪の茨木市で行われた日本伝統鍼灸学会に、
所属する北辰会の仲間たちが発表するとのことで、
仕事を早めに切り上げて参加してきました。

はるか昔、私も一症例を発表させていただいたご縁で、
その時から会員になっています。

開催場所は"立命館いばらきフューチャープラザ"

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実は、長年大阪に住みながら、茨木市を訪れたのは初めて。
南茨木駅から歩いたのですが、空気がとってもきれい♪
住宅街なのに畑もあちらこちらにあり、緑のお野菜がたくさん育っています。
山が遠くに見える広々とした平野、とても住みやすそうな町ですね162.png

そしてまた、"立命館いばらきフューチャープラザ"が美しい建物でびっくり146.png


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隣には公園も併設していて、cafeやレストランもあり、
大学とは無関係の人でも気軽に過ごせるスペースになっているようです。
学会でなくてもまた行ってみたいな~と思わせてくれる場所でした。

学会は盛況で、色々な鍼灸の流派がそれぞれの持ち味で技を披露したり、講演したり、
質疑応答したりと楽しめる内容でした。
段々と顔ぶれが世代交代で若くなっているのが、何だか時の流れを感じます(^_^;)

学会のもうひとつの楽しみは、ブースに出店している色々なお店を見て物色することです^^
専門書ばかり大量においている本屋さんは、チラ見させてくれるありがたい存在101.png

今回、前田豊吉商店さんという鍼道具の老舗のお店で、
不思議な形の"てい鍼(刺さない鍼)"を見つけました177.png
試してみたら両側で面白い気の動き方をしたのと、
見た目も管楽器のように美しかったので思わず買ってしまいました110.png

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銅と銀で出来ています。長さは10cmくらい。
鍼の効能は材質で違いがあり、銅や金は温め、銀は熱を取ります。
私の流派では使用しない形のてい鍼ですが、材質は同じものがあります。
このてい鍼、多分実際の臨床では使わないと思いますが、
色々自分の身体で実験して遊んでみるつもりです。

しかし、今回の学会で一番感じたのは、道具も大切、
技術も精神性ももちろん大切なことは間違いないのですが、
それと同じくらい弁証論治、診断学がやはり重要だなぁということでした。

どのように診立て、臓腑経絡をどのように補瀉し、またどのような経過をへて
治癒に導くのかということに関しては、手前味噌ではありますが、
北辰会の教えはやはり正しいと再確認したのでした。


by yurikak5 | 2018-11-28 22:58 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

少しずつ秋の気配

朝晩は秋らしい気候になってきましたが、
日中はまた30℃超えの日が出てきましたね。
今日も暑かったですが、鱗雲がみられました。

近所をお散歩してみると、街路樹はだいぶきれいになっていますが、
斜めのまま放置されている木があったり、
公園には折れた木を一か所に集めて立ち入り禁止のテープを貼っていたり、
看板を修理する人、壊れた屋根を取り払おうとする業者、
関西空港も荷物便は一割程度しか動いていないということですし、
今後も台風による様々な被害が続くのだろうなと予想できます。

私の母が住む家のフェンスも一部倒れたらしく、
なかなか修理に来てくれないと母が嘆いていました。

今日は乗馬の日でしたが、馬場で倒木があったものの一日で復旧し、
馬たちも元気でいつも通りのレッスンが行われています。
ありがたいことです。

災害というのは急性の病気と似ていますね。
病邪が去っても、病気との闘いですり減った体力を回復するのには
少し時間がかかります。
力仕事はお手伝い出来ませんが、皆様のお疲れが少しでもとれるように、
東洋医学・鍼灸の力で還元していければと思います。

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9/24(月)19:30~22:00
NHK総合テレビにて東洋医学の番組が放映されるそうです!
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「やっばり東洋人には東洋医学ですよね」
昔ある若い患者さんが呟いた一言が今でも脳裏に残ります。
私自身、若いころから体の不調をたくさん抱えていましたが、
薬の副作用が過敏に出てしまう体質ということもあり、
30年近く鍼灸と漢方薬で調整し、ほとんど病院のお世話にはなっていません。
そしてそうやって東洋医学=予防医学の教えで長年整えた体は、
若い時よりも頑強になり健康の基盤を作ります。
それは思い込みとか、まじない的なものではありません。
東洋医学もまたひとつの医学だから可能なのです。

多くの方が東洋医学(食事や運動などの養生も含む)を上手に用いて、
病気にならない体を作っていくということが当たり前のように普及し、
重い病が少しでも減っていくようにと、いつも願っています。

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今日の空


by yurikak5 | 2018-09-19 20:31 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

鍼灸と動物と音楽と☆漢方柚鍼灸院・院長ブログ


by yurika