カテゴリ:東洋医学・鍼灸( 135 )

少しずつ秋の気配

朝晩は秋らしい気候になってきましたが、
日中はまた30℃超えの日が出てきましたね。
今日も暑かったですが、鱗雲がみられました。

近所をお散歩してみると、街路樹はだいぶきれいになっていますが、
斜めのまま放置されている木があったり、
公園には折れた木を一か所に集めて立ち入り禁止のテープを貼っていたり、
看板を修理する人、壊れた屋根を取り払おうとする業者、
関西空港も荷物便は一割程度しか動いていないということですし、
今後も台風による様々な被害が続くのだろうなと予想できます。

私の母が住む家のフェンスも一部倒れたらしく、
なかなか修理に来てくれないと母が嘆いていました。

今日は乗馬の日でしたが、馬場で倒木があったものの一日で復旧し、
馬たちも元気でいつも通りのレッスンが行われています。
ありがたいことです。

災害というのは急性の病気と似ていますね。
病邪が去っても、病気との闘いですり減った体力を回復するのには
少し時間がかかります。
力仕事はお手伝い出来ませんが、皆様のお疲れが少しでもとれるように、
東洋医学・鍼灸の力で還元していければと思います。

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9/24(月)19:30~22:00
NHK総合テレビにて東洋医学の番組が放映されるそうです!
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「やっばり東洋人には東洋医学ですよね」
昔ある若い患者さんが呟いた一言が今でも脳裏に残ります。
私自身、若いころから体の不調をたくさん抱えていましたが、
薬の副作用が過敏に出てしまう体質ということもあり、
30年近く鍼灸と漢方薬で調整し、ほとんど病院のお世話にはなっていません。
そしてそうやって東洋医学=予防医学の教えで長年整えた体は、
若い時よりも頑強になり健康の基盤を作ります。
それは思い込みとか、まじない的なものではありません。
東洋医学もまたひとつの医学だから可能なのです。

多くの方が東洋医学(食事や運動などの養生も含む)を上手に用いて、
病気にならない体を作っていくということが当たり前のように普及し、
重い病が少しでも減っていくようにと、いつも願っています。

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今日の空


by yurikak5 | 2018-09-19 20:31 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

お腹を触るということ

柚の森スタッフのブログにもあったように、
26日に毎年恒例の北辰会の夏季研修会が終わりました。
毎年この8月の最終日曜に開催される大研修会が終わると
ホッとすると同時に、少し寂し気な夏の終わりを感じます。

この夏の研修会、私の母校でもある森ノ宮医療学園専門学校で開催するようになってから、
定かではありませんが15年以上経っていると思います。
テーマを打鍼、腹鍼に絞ってからは約10年位でしょうか。
(昨年からは刺鍼コースも加わりました)
私が入会した25年前は、秋季研修会という泊りがけの研修会があり、
それが夏に変わっていったように記憶しています。
私ももちろん始めは受講生として参加していましたが、
平成14年に開業してからは講師となり、指導する立場に変わりました。

今年も150名以上の参加者となり、講師陣も段々と増えてきました。
今回私は打鍼の初中級班で、女性6名の先生方に指導させて頂きましたが、
地元大阪の方は1名だけで、関東の方が3名、仙台の方が1名、浜松の方が1名でした。
全国各地から大阪まで来られる熱心さにはこちらが頭が下がる思いです。

では何故、これだけ"打鍼""腹診"に特化した勉強会が続いているのでしょうか。

お腹とは、体の一番弱くてデリケートなところです。
骨におおわれていない、急所ともいえます。

腹を割る
腹を括る
腹を探る
腹を立てる
腹を読む
腹が黒い
腹に据えかねる・・・

などなど、腹に関わる言葉はたくさんありますね。
お母さんが子供を抱く時も、お腹とお腹は触れ合っています。
そしてお腹の中には多くの柔らかい臓腑が大切に納められています。

体の中の陰の極みの部位でもあり、
信頼している人にしか絶対見せない場所。
おへそを触るとお腹が痛くなるという説もあるように、
臍(神闕)を中心に、お臍の周囲には大切な穴所がたくさんあり、
下手に触ると気分が悪くなってしまうこともあります。
そんな場所へのアプローチが上手にできるようになったら、
他の場所への治療は難しくありません。

私たちは患者さんの大切なお腹に触れ、治療するとき、
細心の注意を払わねばならないという、そういったメッセージがこめられた勉強会。
今年も受講生の皆さんに少しでも伝わってくれたら嬉しいです。

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動物達もお腹を触ろうとすると、すごく警戒しますね109.png
カメは仰向けにすると激しく暴れます(笑)



by yurikak5 | 2018-08-29 23:28 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

夏バテと東洋医学

大阪、猛暑日が今日で連続12日目119.png
心身ともにおかしくなりそうな毎日が続いています。
でも明日でそれも終わり、台風は心配ですが明後日からようやく気温は下がりそうです。

もちろんのこと、患者さんのお体にも異変が起きていて、
もともと陰虚傾向の高齢者では、舌診では舌根部(舌の奥の方)や舌の先の苔が
ひどく剥れてしまっている方が。舌根部は腎、舌先は心の弱りを示し、
長期にこの舌が続けば危険と言っていいほど、あまりよろしくない状態です。

東洋医学では陰液不足と言って、熱によって体の水分が枯渇していく様を
舌診が教えてくれている、一種の脱水症状とも言えるのですが、
一度に水をガブガブ飲んだら解決するかと言ったら、
根本的に高齢者は陰陽両虚と言って体力が弱っているため、
水を多量に摂取すると浮腫んだり、水分過多で頻尿になったり、
冷えて風邪を引いたりと、違う病変が起こって来ることも多々あります。

そういう方にはまず滋陰清熱という方法を取り、
また胃の気が損なわれないように脾胃を補う治療をします。
そして養生法としては、汗をかかないように、よく寝るように言います。
「炎天下では絶対に無理しないでね~~、日陰を歩いてくださいね~~、
日が暮れてから用事して下さい~~」
と患者さんに懇願します(笑)

漢方薬には「清暑益気湯」という夏バテ予防の方剤があります。
これはもともと「生脈散」(人参・麦門冬・五味子)という薬の加減法なのですが、
配合(詳しく言えば出典は三種類ありそれぞれ配合は違うのですが)を見れば、
気を補って脾胃を元気にする人参や黄耆(オウギ)、潤いを益す麦門冬など、
体力を補うものを中心に、理気と言って気を巡らせる陳皮(ミカンの皮)、
毛穴を引き締め発汗させ過ぎないようにさせる五味子、
体の熱を冷ます黄柏などが入っています。

私は鍼灸師なので、それを鍼灸に置き換えて治療するわけですが、
最近は胃の気、体力を補うために足の太陰脾経の原穴、太白というツボに補鍼を、
滋陰清熱は百会、照海というツボを使うことが多いです。

熱中症は初期は冷やせば改善しますが、体力が低下し、陰虚内熱という形をとると、
一時的に良くなっても、また悪化することがあります。
多少時間はかかっても、気を補う、体力をつけるということが必要です。
韓国料理では夏に鶏肉と朝鮮人参の入ったサムゲタン(参鶏湯)を食べるといいますね。
東洋医学は熱中症や夏バテ予防には大変優れているなぁと、改めて実感しています。

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天神祭の今日、燃え盛る夕焼け




by yurikak5 | 2018-07-25 23:36 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

地震と腹診

地震から一週間余り経ちました。
私自身も含め、余震もあり、恐怖感の中で過ごした方が
たくさんおられたと思います。

大きな被災はなくても、揺れや恐怖は心と体に強く影響するということが、
今回、患者さんを治療する中で非常によくわかりました。

主に体が熱性に傾むき、空間的には上部に傾いている方が多かったです。
そのため相対的に下半身が冷え、腰下肢痛や下痢になる方も。
眩暈や頭痛で治療に来られている方は、せっかく良くなりかけていたのに、
またもや悪化していました。

いつも来院される患者さんのツボや体表の状態が、
普段でない場所に反応が出ているのですが、
一番印象的だったのが腹診でした。

地震直後の時は胃土(胃の上あたり)が緊張し冷えている人がチラホラいて、
咄嗟の際の緊張からかなーと思っていたのですが、
数日するとお腹全体が熱を帯び、燃え盛っている人が増えてきました。
また、お腹のあるツボがうつろで、
いつものように鍼してもなかなか改善しない方も。

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何があってもマイペースなリクガメのパーリン


お腹というのは体の中では一番柔らかく弱い部分、陰の極みです。
陰の部位ですので、どちらかというと冷えることが多く、
腹部全体に熱を帯びるというのは珍しいことです。
風邪をひいて発熱している時や、慢性の消耗性疾患などでみられる事がありますが、
あまり度々見かけるものではありません。
もちろん地震の後の豪雨、続いて30℃越えの猛暑という
気象も影響しているとは思いますが、
どうして腹部にこんなに異変がでるのでしょう。。。

自分なりに色々と考えを巡らせます。
危険を察知すると、誰もが身をかがめてお腹を守りますね。
腹部には大事なツボが山のようにあり、その多くは心とも深く関わります。
揺れて「怖い!!!」と身をすくめた時に、
恐怖という陰の邪が深部に内陥してしまったのかしら??
腹部に熱感があっても、陽の部位の背中にはあまり熱感がないのです。
お腹に出るというのは、やはり深い邪ですね。。。

これまた腹部打鍼がよく効きました。
急性なので、熱感もすぐに取れました。
ありがたい鍼です。

何にせよ、恐怖を引きずっても体を弱らせるだけなので、
まずは元気を取り戻しましょうね^^


by yurikak5 | 2018-06-27 23:02 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)
6/9(土)に大阪国際会議場で行われた日本東洋医学会へ行ってきました。
この学会は東洋医学(漢方薬や鍼灸)を実際に臨床の場で行っている医師を中心とした学会ですが、参加は医療関係者だけでなく、一般の方でも聴講できます。発表者のほとんどは医師ですが、鍼灸師も発表できます。

10年前になりますが、仙台で開催された日本東洋医学会北辰会メンバーの発表があった時に、私も聴講に行きました。オプションで東北大学の附属薬用植物園に訪れたりして、楽しかったのを思い出します。

今回は北辰会の村井医師がご自身の症例二例と鍼灸の師匠である藤本蓮風先生の症例一例を発表されるということで、仕事を休診にして早朝から出かけました。

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カテゴリは悪性腫瘍。鍼灸や漢方薬を中心に使って、癌が治ったり症状が軽減された症例を数人の先生が発表されます。今回村井先生や師匠が発表した症例も奇跡のような治癒例の報告なのですが、他の先生方の発表も見事に悪性腫瘍を東洋医学を中心にして治されている症例がたくさんありました。


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中国や韓国では、東洋医学を扱う医師は中医師・韓医師という西洋医師とは別の免許が存在します。それは西洋医学の勉強を4年間してから、さらに2年間東洋医学の勉強をしないと取得できないそうです。そのくらい東洋医学の勉強は奥深く、難しいものです。

しかしながら日本では今のところ、そういった東洋医学専門の医師免許は存在しません。また医学部の授業でも東洋医学を学ぶ時間は少ないと聞きます。
ですので、こういった東洋医学を学ばれる医師のほとんどは卒業後独学または、こういった学会や専門学術団体に所属し、地道な勉強や修行を重ねておられます。


今回、10年ぶりに日本東洋医学会に参加してみて感じたのは、東洋医学への機運が高まっているのではないかということです。今回大阪という参加しやすい立地もあると思いますが参加されているドクターたちの生き生きと楽しそうな様子、また場内全体のパワーが満ち満ちていて、質疑応答からも東洋医学をもっと学んで患者さんを助けたいという医師の心意気を強く感じました。
その背景にはやはり、今年の1月にWHOで漢方薬や鍼灸が医学として認定されたという事実が後押ししているのではないかと思います。

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戦後、西洋医学が主流の日本。漢方や鍼灸で重い内科疾患が治ることもあるという事実はあまり知られていません。西洋医学の得意分野と東洋医学の得意分野は違い、西洋医学では治療ができない病でも、東洋医学では対応可能なことは多くみられます。また併用することで、それぞれの欠点を補いあうこともあり得ます。

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場内にはたくさんの書店や製薬会社がいっぱい。
試供品や勉強材料も頂けたりして、見て回るだけでも楽しい場所です^^


ある患者さんは言いました。
日本でもドイツなどのように(代替医療も含め)患者が好きな医療を選べるようにしてほしいと。
患者にとったら治るならどの医学でも構わないのだと。

今回の学会で楽しそうに東洋医学を語る医師の姿を目の当たりにし(ランチョンセミナーの「お灸で世界を変えることにした」という愛媛県立中央病院の山岡先生最高でした(笑))日本で東洋医師という免許が出来るのもそう遠くはないかもしれないと、とても嬉しくなりました。

これからも私は鍼灸師として、自分の身体と患者さんの身体を守るために、引き続き東洋医学の道を邁進していきたいと思った1日でした。



by yurikak5 | 2018-06-13 23:19 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(2)

久しぶりの往診

一時、気温が上がってスムージーを始めたというのに、
また寒い日が続くようになり、やはり生野菜は冷えるので中断していました。
でも今週末はまた暑くなるみたいですね。温度差に体調管理も大変です135.png

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ハナミズキ

そんな中、久しぶりに往診へ行ってきました。
13年前から診させていただいている、今年82才の女性。
4月初め、朝起きたら左足全体が激痛で歩けなくなり、
びっくりして救急車を呼んで入院、検査するも西洋医学的には異常ないため
一週間の入院中、3日ほど痛み止めが出ただけで退院することになり、
娘さんから往診の依頼がありました。

行ってみると家の中ではもう歩けるようになっていて、大分回復していましたが、
一人で外を歩く元気はないと言います。
「だって、人にぶつかってこけて骨折でもしたら大変やもん・・・137.png

脈診、舌診、その他東洋医学的な所見では、そこまで重症ではない様子。
このところの朝晩の冷えが引き金になったのではないかということと、
激しい痛みに気が動転して、精神的に弱っている部分もありました。
長年診させていただいている方なので、体質の傾向は熟知しています。
鍼をしたら、すぐに血色が良くなり、いつもの脈に戻りました。

西洋医学では異常がなくても、手当ができる東洋医学。
患者さん曰く「やっぱり鍼やってて良かった~」と
何度もおっしゃいました(笑)
お住まいはそう遠い場所ではないので、次回は娘さんと一緒に来院できそうです110.png

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こうやって未病を事あるごとに治していけば、
黄帝内経「素問」の上古天真論にあるように、
人間は百歳を超えても元気で生きることが出来るのかもしれないということが、
最近机上の上だけでなく、本当に実感としてわかりつつある私です。



by yurikak5 | 2018-04-18 21:26 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

打鍼の槌の話

束の間の夏休みが終わり、バタバタした日常が戻ってまいりました。
そして8月最後の日曜日は、毎年恒例の北辰会の打鍼の研修会です。
今年は150人ほどの参加者で、中級班の指導をさせていただきました。

毎回教えさせていただきながら、得るものも多い研修会ですが、
今回、個人的に大変収穫だったことがあります110.png

打鍼の話は、ここにも何度か書いていますが、
先の丸い鍼を木製の小槌で腹部をコンコンと叩き、
腹壁にアプローチすることによって病を治していくという術です。
鍼は銀や金、ステンレスや真鍮など、材質によって効果が変わります。
槌は木製ですが、桜や黒檀、紫檀、楓、花梨などなど、
最近は業者が製作販売をしてくれるようになりましたが、
昔は東急ハンズなどに素材を見に行き、どの木がいいかなーと試しにいったものです。
当時は自分で好きな木を購入し、製作されている先生も多くおられました。
木の質感は様々ですので、自らの好みも選ぶ指標になりますが、
硬い木は瀉法に効きやすく、柔らかい木は補法に効きやすいとされ、
二種類あると便利です。私も数本持ち、患者さんのタイプによって使い分けています。

その中の一本。
私が24年前、初めて手にした槌がこれです。

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とても使いやすく、音が澄んで美しくよく響きます。
また補にも瀉にも使いやすく、今でも一番重宝している一本です。
この槌は当時、会内で槌を取り扱っておられたO先生の治療院へ求めにいったとき、
「君にはこれだね」といって分けていただいたものです。
その時に、多分木の名前を聞いたはずなのに、覚えにくい名前だったのか、
すっかり忘れてしまい、受講生に「何の木ですか?」と聞かれても答えられないままでした。

今回、先輩で正講師の高木幸二先生に、
「先生、この槌、何の木かご存じないですか?」と何気なくお聞きしたところ、
(ちなみに高木先生は内弟子時代に打鍼の修行をたくさんされていて、
その技術はかなり高レベルです)

「おお、それは!!俺が作った(考案)した槌やぞ!!!南米の"パドック"という木や」

パドック?!初めて聞く名前です。いったいどんな木だろう・・・??

名前がわかっただけでも嬉しかったのに、調べてみたら、またまた感動です。
なんと、パドックは木琴(マリンバやシロフォン)やギターにも使われる素材だそうで、
またマメ科の植物であり、成分にはイソフラボンが含まれていて薬効もあるそうです。
ということは、腎にも良さそうですね。

私はギターの音はもちろんのこと、実はマリンバの音も大好き。
音楽、特に木製の楽器好きの私にはぴったりの素材だったということですね。
なるほどなーと納得し、先生方に感謝することしきり。
これからも大切に一生使い続けたいと思います。

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マリンバの演奏で素晴らしいものを見つけました。
私の大好きなドラクエの曲の数々を、三人の可愛い女の子達で演奏されています。
可愛いだけでなく本当に上手です。お見事。




by yurikak5 | 2017-08-30 21:55 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

奥入瀬渓流(動画付き)

夏の旅行も無事終わり、明日からお仕事です101.png
(動物達は皆元気でした^^)

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奥入瀬は雨がパラつくことも多かったのですが、
水も濁らず、気温も20℃位で本当に涼しかったです。
観光地というより秘境という印象の強い場所でしたが、
渓流沿いに14キロも散策路が整備され、起伏も少なく歩きやすい。
こんな場所は日本でも珍しいのではないでしょうか。

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宿泊した星野リゾートのホテルには、岡本太郎さんの遺作とされるオブジェがあり、
そこには太陽の塔の激しさではなく、太郎さんの優しさや自然への愛情や思いが
たくさんつまった暖かい空気が流れていました。
調べてみると、このホテルの元々の設立者と岡本太郎さんが親しい関係で、
作品を作っていただいたとのこと。
太郎さんは東北がお好きでよく来られていたそうです。

青森、不思議な場所。また季節を変えて行ってみたいです。




さぁ、明日から仕事ですが、鍼灸師というのは職人的な部分も色濃く、
毎度の事ですが、数日休むだけで手が鈍っているのを感じます。
やはり継続は力なりですね。
いっぱい遊んで、いっぱい働くをモットーに。
これからも引き続き、臨床に励みたいと思います(^^)/





by yurikak5 | 2017-08-20 18:23 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

梅雨なのに熱がこもる

こないだの土曜日から風邪気味で、微熱と軽い咽痛がありました。
やめといた方がいいだろうな~と思いつつ、翌日乗馬の予約をしていたので、
鍼で熱を下げる処置をした上で、思い切って行ってみました。炎天下で45分のレッスン。
直後はスッキリしたかな?と思ったものの、帰宅後38℃の高熱発症119.png読みが甘かった。。。
微熱でスポーツすると、こういうことになるのですね120.png

あまりに体が熱くて、何年かぶりに解熱剤など飲み、自分で鍼治療して、
翌日なんとか出勤しましたが、再び熱があがり午後からはスタッフにまかせて自宅療養、
こんなに高い熱、人生二回目くらいです。

その後熱が下がっても、咳や痰や食欲不振など他の症状と重なって長引き、
フラフラしながら仕事していましたが、今日師匠の治療を二回受けて、かなり回復しました。
二回とも、あるお腹のツボでした。
元々、薬は合わない体なので、市販の解熱剤数個のせいだけで胃がめちゃくちゃに荒れ、
食欲不振になる私。
鍼をしてもらうと、弱った胃壁の細胞がしゅわしゅわとよみがえっていく感覚に177.png
生き返る~。。。こんな弱った内臓には、やっぱり鍼しかないなぁ。。。と改めて感じました。

周囲をみると、私と似たような症状の人がチラホラいました。
梅雨というのに大阪は雨が降らず、気温がかなり高いので、体に熱がこもってしまうのでしょう。

東洋医学は自然、四季と共に生きる人間のための医学ですが、
これからは季節感のなくなった異常気象に、いかに対応して生きるかということも
テーマになってくるかもしれませんね。
くれぐれも無理せず、良く寝て、過信せずに体調を管理していかねばと、
今回のことで思いました。

この度、ご迷惑をおかけした患者さんにお詫び申し上げます。

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パクちゃん「暑いときの乗馬は、無理しちゃダメだよ~」



by yurikak5 | 2017-06-23 22:59 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

懐かしい患者さん

ここ2週間ほど、新規の患者さんが続き慌ただしい日々が続いていた。
その中でも印象深かったのは、5年前、10年前に来られていた懐かしい患者さん。

「よく思い出して来てくれたね~」と話しかけると、
「鍼灸院だったら先生のところしか考えられない」なんて、思いがけない嬉しいお言葉。
しかし、10年前のカルテを見直してみると、今の自分からしたら、
まるで洗練されてない未熟な施術内容。
患者さんの言葉とは裏腹に、申し訳ない気持ちになってしまう。それなのに。。。

ふと、鍼灸師になりたての20代の頃に考えたことを思い出した。
どんな技術や腕も、一朝一夕にはつかない。
様々な経験を経て、時間をかけて洗練されていく。それは致し方ないこと。
それならば、今、腕はなくとも、お越しいただいた方に少しでも気持ち良く帰って頂けるよう、
腕以外の面での最大限の心配りをしなくては…と。

ただひたすらに患者さんの話に耳を傾け、
少しでも力になれることはないかと無我夢中で頑張っていたあの頃。
もちろん、それでもご満足いただけなかった方もおられただろうが、
こうやって思い出して再び来てくださる方がおられるだけで心が暖まる。
長年、頑張って仕事を続けていると、時々神様がご褒美をくださるのだ。
師の教えである"心持ちの大事"は、少しは守れていたのだろうか。

あれから20数年。多少技術は上がってきたかもしれない。
しかし、技術だけに走らず、あの頃のように原点に戻って、
やはり心持ちの大事を忘れてはいけないと、懐かしい患者さんが教えてくれた。

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実家のバイカウツギ

長きにわたり支持され続けている師匠の著作「弁釈鍼道秘訣集」藤本蓮風 緑書房 が
近々再販されます。(初版 昭和52年)
鍼術の指南書ではありますが、医療者の原点、心持ちについて書かれている哲学書でもあります。
私も大好きな一冊です。



by yurikak5 | 2017-06-07 23:14 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

鍼灸と動物と音楽と☆漢方柚鍼灸院・院長ブログ


by yurika