昨日は即位礼正殿の儀をテレビに貼り付いてみておりました。高御座のとばりが開いた時の天皇陛下のお姿は、まるで高御座カプセルに乗って違う星からやって来られた方のような、高御座が他の世界と繋がっているかのような、
神秘的な光景でありました。Twitterなどでは午前中の大雨が止み、
皇居付近に大きな低い虹がかかった様子が話題になり、その写真も本当に神秘的で天照大御神はいらっしゃるのだなぁと思わざるをえませんでしたね
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さて、先週嬉しかった新聞記事です。一面に大きく、岡村武彦先生という精神科のドクター(高槻市・新阿武山病院院長)が、薬を減薬し運動療法によって精神科の患者さんの社会復帰を支援しているお話でした。ネット記事は
こちら
東洋医学には”気滞”といって気の巡りが停滞した時に病が発症するというひとつのメカニズムがあり、多くの病治しには運動が不可欠とされています。日常的にも患者さんに養生法として散歩など、体を動かす事をお願いすることがほとんどです。やりすぎは厳禁ですが、適度な運動を実践してくれる方が鍼灸の効き目も良くなります。また心と体がつながっているという観点から、運動療法が精神疾患を治すというのは、さほど説明が難しい事ではありません。
文中では英国では軽い鬱病の患者さんには、薬ではなく運動療法の処方箋が出されると書いています。またスポーツは勝つことに固執すると症状が悪化する場合もあるので、仲間と楽しみながら豊かな時間を過ごすことを目的することが大切だということです。
特に精神科の薬は止めにくく増えやすい傾向にあるように思います。最終的には薬に頼らず社会復帰できることを後押ししてくれるドクターは本当に素晴らしく貴重な存在ですね。
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「蓮風の玉手箱」でドクターシリーズの復刻作業が始まりました。
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村井和先生です。和歌山で体に負担の少なく効果の高い医療を目指して、臨床に鍼灸・漢方をメインに取り入れておられる素敵な女医さんです。是非ご覧になってくださいね