一昨日の二十三日は秋分の日でした。この日は秋のお彼岸の中日でもあります。「彼岸」とは、ご先祖様がいらっしゃる「極楽」を指しますが仏教では西にあるとされています。春も秋もお彼岸の日は真西に太陽が沈むため、極楽浄土が一番近くなる日と考えられ先祖供養をするようになったそうです。
この日、四天王寺では
「日想観」 という伝統行事が行われます。石鳥居から真西に沈む夕陽を見て極楽浄土に思いを馳せながら静かに手を合わせるという行事です。天気の加減でいつも夕陽が見えるわけではありませんが、今年は見えたとネットのニュースに掲載されていました。
その頃、我が家からもきれいな夕焼けを見ることができました
お彼岸の日に西に沈む秋の夕陽を眺めながら亡き家族を想う・・・。なんと美しい行事でしょうね。
天王寺つながりで別の話ですか、天王寺動物園の最後の一頭のコアラ「アーク」が来月10月半ばでいなくなってしまうそうです。
英国の動物園に渡るとのことで、獣医師の話では「死ぬまで一頭でいるより、他のコアラと関わりながら生きる方が、アークにとってもコアラの繁殖にとっても良いと判断した」とのこと。
コアラ館が出来たのは1989年。今から30年前
はい、当時喜び勇んで見に行きましたよ
長年いたコアラがいなくなってしまうのは寂しい気もしますが、餌のユーカリを空輸するため餌代年間3600万円(!)、動物園全体の餌代の約3割といいますから、財政的にも飼育は本当に大変だったと思います。爬虫類館やアフリカサバンナゾーンなども充実して見ごたえある天王寺動物園。最近シマウマの件など残念なこともありましたが、暑く動物飼育の難しい大阪で、たくさんの動物達と触れ合える貴重な場所です。これからも頑張って欲しいですね。