今年もインフルエンザが流行してきましたね。
私は生まれてこの方、一度も予防接種は受けたことがありません。
20年前くらいに一度、インフルらしき症状の風邪を引きましたが、
それ以外は一度も発症せずにすんでいます。
先日、インフルエンザウィルスについて調べていましたら、
・・・1つのウイルスが感染すると8時間後には100個に増殖し、16時間後には一万個に、24時間後には百万個にまで増加します。このような急激な増殖のため、インフルエンザは感染後早期に発症してしまうのです。この潜伏期の短いことがインフルエンザが地域で急速に流行する理由であると言われています・・・
24時間で1個が100万個!! こんなに急激に増えるんですね
なんと強敵なんでしょう。
でも感染しても潜伏して発症しないまま終わる人もいます。
きっと免疫力が勝って、100個くらいで止まっているのかもしれません。
私は職業柄、毎年インフルエンザの患者さんが数人は来院しますので、
もらったかな?おかしいな?と思ったら行うことがあります。
・背中に寒気がする時→葛根湯、生姜湯を飲む、合谷に鍼、身柱に灸
・足元の冷えがきつい時→足の裏の湧泉にカイロを貼る、申脈に鍼
あとは当たり前のことばかりですが・・・
・湿度は40%以上に保つ
・衣類をたくさん着る(特に下半身と背中の上部を冷やさない)
・お風呂で湯船にゆっくりつかる(冷えのきついときは「
きよながの入浴剤」を入れる)
・暖かいものを食べる
・睡眠をよくとる
・人混みは避ける(行くときはマスク)
・日頃から体を動かし、体温を上げておく
などなど。
激しい症状が出る前の、なんかへん?という時期に対処すれば、
ウィルスは少量のままで死んでいくのだと思います。
これが東洋医学がいうところの「未病を治す」というものです。
この中で、一番効くなーと思うのは、梅肉エキスと加湿です。
それに
鍼灸があれば鬼に金棒です
近くにいる人が発症しても、全員がうつるわけではありません。
皆さんもしっかり予防をして感染しないよう、
また感染しても軽症ですむよう、どうぞお気をつけください。