お腹を触るということ

柚の森スタッフのブログにもあったように、
26日に毎年恒例の北辰会の夏季研修会が終わりました。
毎年この8月の最終日曜に開催される大研修会が終わると
ホッとすると同時に、少し寂し気な夏の終わりを感じます。

この夏の研修会、私の母校でもある森ノ宮医療学園専門学校で開催するようになってから、
定かではありませんが15年以上経っていると思います。
テーマを打鍼、腹鍼に絞ってからは約10年位でしょうか。
(昨年からは刺鍼コースも加わりました)
私が入会した25年前は、秋季研修会という泊りがけの研修会があり、
それが夏に変わっていったように記憶しています。
私ももちろん始めは受講生として参加していましたが、
平成14年に開業してからは講師となり、指導する立場に変わりました。

今年も150名以上の参加者となり、講師陣も段々と増えてきました。
今回私は打鍼の初中級班で、女性6名の先生方に指導させて頂きましたが、
地元大阪の方は1名だけで、関東の方が3名、仙台の方が1名、浜松の方が1名でした。
全国各地から大阪まで来られる熱心さにはこちらが頭が下がる思いです。

では何故、これだけ"打鍼""腹診"に特化した勉強会が続いているのでしょうか。

お腹とは、体の一番弱くてデリケートなところです。
骨におおわれていない、急所ともいえます。

腹を割る
腹を括る
腹を探る
腹を立てる
腹を読む
腹が黒い
腹に据えかねる・・・

などなど、腹に関わる言葉はたくさんありますね。
お母さんが子供を抱く時も、お腹とお腹は触れ合っています。
そしてお腹の中には多くの柔らかい臓腑が大切に納められています。

体の中の陰の極みの部位でもあり、
信頼している人にしか絶対見せない場所。
おへそを触るとお腹が痛くなるという説もあるように、
臍(神闕)を中心に、お臍の周囲には大切な穴所がたくさんあり、
下手に触ると気分が悪くなってしまうこともあります。
そんな場所へのアプローチが上手にできるようになったら、
他の場所への治療は難しくありません。

私たちは患者さんの大切なお腹に触れ、治療するとき、
細心の注意を払わねばならないという、そういったメッセージがこめられた勉強会。
今年も受講生の皆さんに少しでも伝わってくれたら嬉しいです。

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動物達もお腹を触ろうとすると、すごく警戒しますね109.png
カメは仰向けにすると激しく暴れます(笑)



by yurikak5 | 2018-08-29 23:28 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

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