リクガメの飼育は日本ではまだ一般的ではありませんが、外国では日本でのクサガメやミドリガメのようにペットとして人気があり、マルシェなどではてんこ盛りにされ、売られていることもあると聞きます(食材にもするようですが)。
飼育本などを見ると「リクガメは寒さに弱く、ケージの中は大体25℃位の設定にするが、30~35℃以上のホットスポットを作らねばならない」と書いてあります。真冬は確かにそれでいいと思うのですが、35℃の猛暑日にそれは必要ないのでは?という疑問があり、夏眠を始めてからはライトはすべて消していました。(実はこの通りにやって初めて飼育した個体に失敗した苦い思い出があります)
また温浴と言って、浅い水深のぬるま湯にリクガメを入れるという方法も、賛否両論があって、今は行っていませんでした。
最近夏眠から起きてきたので、紫外線ランプを付けると、動きが活発になり、どうも小さい容器に入れた水の方ばかり行きます。ひょっとして、水に入りたいのかも・・・?
先日、インスタで外国(多分ヨーロッパ)でリクガメをたくさん飼っている方が、真夏にリクガメにホースで水をかけている動画を見たのです。そしてリクガメも喜んで水浴びをしにきます。これには驚きました。
ずっとリクガメにはあまり水は必要ないと思っていました。餌は野菜や果物を食べるので、飲み水もあまり飲まないし、水棲カメのように多くの水は必要ないと思っていたのです。
でも先日行った天王寺動物園の爬虫類館のリクガメも、池のようなところに自分で入っていたような。。。
カメというのは進化の過程でたまたま水か陸かに分かれただけで、実は水陸両用で自然環境によって変化する生き物なのかもしれません。
そんなわけで、水の近くばかり行くパーリンに、体がスッポリ入る大きさの水入れを置いてみたところ、やっぱり自分から入りました♪何度も入っては出てを繰り返し、とても気持ちよさそうです^^
これなら人間の都合で無理に入れる温浴よりも、自分で体調に合わせて好きな時に入れるからいいですね。
水は常温です。リクガメも暑い日は水で体を冷やしたいのでしょう。