大阪の瓦礫処理
2012年 11月 30日
昨日29日、大阪市の舞洲工場で震災瓦礫の試験焼却がありました。
9時から27時間連続です。
普通ゴミに20%混ぜて焼却しています。
北九州も多くの反対を押し切り、9月半ばから焼却をはじめましたが、
ネット上で調べると、ジワジワと健康被害が始まっているようで、
今回、1日、2日だけで何が起こるか冷静に客観的に見てみようと思いました。
(私の職場と自宅は舞洲から東に10キロほどのところにあります。
大阪は常にゆるい西風が吹いているそうです。)
29日に来られた患者さん(午後から夕方受診)のうち3名(40代女性)が、
いつになく"息苦しい"との訴え。彼女たちの主訴として聞くのは初めてです。
そのうち1人は、元々ひどいめまいや耳鳴りで受診し、
数年かかって登山が出来るまで回復し、
現在は時々来院される方ですが、
夕方、大阪市内を自転車で走り回っていたら、しんどくなって、、、
と突然来院し、真っ青な顔でふらつきながらドアを開けました。
あと、かなり健康体のうちの非常勤スタッフ(40代女性)が、
昼過ぎ、何も知らずに梅田から1時間位歩いて出勤しました。
前はその位歩いても、全く平気だったのに、
何でこんなに今日はしんどいんだろう・・・と。
全員、瓦礫処理の事は知りません。もちろん種を明かしてマスクを支給しました。
よく放射能は気のせいだとか、ヒステリーだなどと馬鹿げたことを言う人がいますが、
とんでもないことです。
もっとも先日のセミナーでは、被爆症状が精神にまで波及するという報告もありましたが、
東洋医学では体と心を同時に治療しますので、全く不思議ではありません。
私はと言いますと、今日30日の午前中に、ひどい頻尿になりました。
普段は2回位しかトイレに行かないのに、今日は午前中だけで5回も行きました。
摂取した水分以上に尿が出るのです。
まるで体がセシウムを出そうとしているかのようです。
先日のセミナーで、福島で数百人の子供たちの健康相談されている女医さんが、
涙ながらに子供たちの被爆症状をおっしゃっていた中に、
"日中元気に遊んでいる子供が突然失禁をする"というものがありました。
カルディコット博士の話でも、放射性物質を解毒する際、腎臓を通過するので、
腎臓に炎症が起こるというお話もありました。
東洋医学的に考えると、尿漏れや頻尿の病因病理はいくつかありますが、
その一つに腎の封蔵作用(引き締める作用)が低下し、引き起こされるというものがあります。
セシウム等、放射性物質には重金属が含まれますので、体を冷やし、腎の機能を低下させ、
頻尿や尿失禁などが起こすのでしょう。
とにかく、27時間の焼却でも体の異変は生じたということです。
もちろん、タバコやお酒でも個人差があるように、
全ての人に直ちに症状が出るわけではありません。
敏感な病人、子供、女性、弱者から被害が出ます。
2月から毎日燃やされるとなると、ちょっと参ったなーという感じです。
新潟は一度受け入れた瓦礫を、返却したそうです。
また実は地元で瓦礫を引き受けたいという噂も耳にします。
放射性物質のついたものは、燃やしてはいけないのが鉄則です。
埋めて防波堤にでもするのが一番です。
橋下さん、何とかならないでしょうか。
私も舞洲から西に住んでおりますし、常にマスク着用です。
(安物なので気休めですが……)
でも、自衛するのも限界がありますよね……。
放射能の話をすると過敏、過剰と受け取られがちなので
自ら話題にすることはありませんし、
周囲の方々はあまり(全く?)気にしていないように見えます。
尿の件はなるほど~と思いました。
少しでも毒を出せるよう、引き続きサフランを利用していきます。
確かに、どんなにいいマスクでも隙間から入りますし、
自衛には限界がありますよね。
昨日から、めかぶ茶と梅醤番茶が妙に美味しく感じます。
最近の選挙の動きを見ていると、
放射能のことはよくわからなくても、原発は出来たらやめたいと
いう人も増えてきているように思います。
島根県なども積極的に頑張ってるようです。
おそらくあとは料金の値上がりを我慢できるかでしょう。
原発の事をこういった場所で書くのは、今までためらいもありましたが、
忘れ去られたようになり、どんどん再稼動されるのは嫌ですので、
勇気をもって書いております。