正当に怖がること
2011年 03月 22日
正当に怖がることはなかなかむつかしい。」寺田寅彦
にわかに色々調べて、徐々に現実が見えてきた。
大体、地震国、火山国で、60基近い原子炉を作り、
その放射性廃棄物を埋めるということ自体、
正気の沙汰ではないということ。
それもその多くが、信じられないことに地震が直下で起こると
予測されているところに作られているということ。
私達は魚や海産物を多く食べる民族だ。
今や海や土壌まで汚染されかかっている。
国民はただの被害者のまま終わっては、絶対いけないと思う。
正当に怖がり、正当に怒らねばならないと思う。
「東京に原発を」の広瀬さんがついにメディアに登場、話題を呼んでいる。
福島原発事故 メディア報道のあり方 広瀬隆
原発関連の動画が多く見られるブログ「僕らは星のかけら」
と原発の恩恵を訴える声が聞こえなくもないですね。
でも、少なくとも、野山の木々や草花や、動物たちにとっては、電気は必要ない。
水槽で鑑賞するための熱帯魚が計画停電のために酸素不足で死んでしまうのは悲劇だ。
人間の命のことだけを考えるとごまかされてしまう。
動植物たちを含めた、すべての命のことを考えれば惑わされることはない。
美しい自然と青い地球を守らなくてはいけない。
核分裂は太陽に任せておけばいいのだと思います。
電気はありがたいですが、原子力はもういりません。
火力、水力、風力、太陽光、これだけでも、生活できるだろうし、少し足りないくらいの生活で十分です。
人間も動物です。土も水も飲食物に全てつながっています。
動物が困るような社会は、人間が安全に住めない社会につながります。
自然界に存在しない物質を作り出すということは、
自然にかえらないということなのです。
原子力でなければ、こんな恐ろしいことは起こりえません。
美しい自然を守るのは、自分自身のためだと思います。