家族間の病気
2011年 01月 11日
様々な病気で治療に来られる患者さん。
軽いものは単なる個人的な生活面、精神面の問題からの病気のことが多いが、
案外すぐ治りそうでなかなか治らない場合、
家族全体が絡んでいる場合が多い。
東洋医学、特に私が所属する北辰会では、
患者さんの生活背景まで考慮した上で治療する(神主学説)。
最近、少し気になるのが、老婆の病気がなかなか治らないなと思っていたら、
40代~50代の引きこもりの息子への心配が絡んでいるケース。
働き盛りの年齢のはずの息子が、様々な理由で仕事が出来ず、
正月でも家族に顔すら見せない。
もちろん、そこまで至るまでの親子関係に問題はあったに違いないが。
息子にしたら、見せる顔がないというか、説教されたくないからか。
女の私には、そこまで男の気持ちはわからない。
老婆が電話をしたら「お母さん、俺死にきれんわ」と。
まだ弱音を吐くだけ、ましかもしれないが。
男性陣にお願い。
年老いた母にとって、あなたの存在以上に大切なものはありません。
何があっても、最後までお母さんはあなたの味方ですよ。
どんな言葉でもいい、どんな顔してでもいいから、
あなたの生きている温もりを、伝えてあげて下さい。
弧族の国 asahi.com
たぶん一冊の本になるくらいでしょう。
しかし簡単に言えば、人間やこの世界を一面だけで見るのか、
それとも、この世界に存在する全てのものは多面的である
ということに気づくことができるかどうかだと思います。
本当に本一冊、それ以上になりそうですね。
リンク追加しましたが、朝日新聞で弧族の国という特集を
やっており、39歳男性が餓死という記事がありました。
浮浪者でも生き延びれる豊かなこの時代、
何とも悲しい話で、やりきれない思いです。
私は私、息子は息子って割り切って(難しいが)
お母様の余生をenjoyして欲しいと思います・・・
そんな息子はほっといて大丈夫!
食べないと生きていけないし、食べるには働かなきゃいけないし
そんなん当たり前
それでもうだめとというのなら、餓死するしかないでしょう
すみません、新年から過激で(爆)
私は絶対、人を癒したりできないタイプです~
実際、他人から見たら確かにそうなんですけどね。
おそらく子供の頃に、母が息子に間違った愛情を注いだ結果だと
思ってます。新聞の男性の母親は男性が餓死する少し前に
他界し、叔父さんがそれを機に仕送りをストップしたため、
段々と食べていけなくなったらしい。
叔父さん曰く「自業自得だ」と。
ただ、叔父さんはそう言えても、
母親と息子には生きているうちに解決すべき問題が、
たくさんあっただろうにと思うのです。
お金よりも、死んで母のそばにいきたかったのだと思います。
その位、親子関係、母と息子、父と娘は特に因縁深い
関係であり、病気治しのための重要な
キーワードだと思っています。