ヘルペス
2010年 08月 22日
どうやら顔面にかなりのヘルペスが発症し顔が歪んでおり、
抗生剤を飲んでもなかなか良くならないらしい。
「とにかく明日、治療においで!!」といって来てもらうことに。
肋間神経など体幹部に出来る「帯状疱疹」があります)
ヘルペスの後遺症は今まで沢山治療してきました。
病院では抗生剤を長くて2週間処方されますが、
それでも痛みが残った場合、鎮痛剤しか手立てがありません。
鎮痛剤を服用しても後遺症が残る場合はブロック注射となりますが、
私の祖母は頸部に出来たヘルペスの後遺症でブロック注射を受けさらに悪化、
それをきっかけに寝付いてしまい、数年後あの世に旅立ちました。
まだ私が鍼灸免許を取ったばかりの頃で治し方も分からず、
今なら少しでも楽に出来たのに・・・と悔やまれます。
ヘルペスの治療に鍼灸を併用すると、素晴らしい速度で治癒しますし、
時期が早ければ神経痛などの後遺症もまず出ません。
とはいえ、罹患してすぐの場合は鍼もよく効きますが、
3日ほどで鍼治療だけで疱疹がひいた例などもありました。
西洋医学ではヘルペスウィルスから起こるとされていますが、
東洋医学では、多くは肝経の湿熱から発症すると言われています。
鍼灸でも同様に、肝胆を中心に清熱解毒の治療を施します。
(長引いたため腎の弱りや風邪などが絡んでいる場合はそちらも治します)
日頃からストレスで怒りっぽくイライラし、または酒を良くのみ
肝臓に熱をこもらせている人が疲労し免疫力低下、この猛暑で大量発汗した後、
西洋医学では皮膚表面しかみませんが、東洋医学は表面をみて、その深層まで診断します。
ヘルペス部位は火山の噴火口にすぎません。
その下に多量のマグマがあり、それを一掃してこそ完治でき、
大宇宙(地球)の中の小宇宙(人間)。その発病機序は、自然界の動きそのものです。
非常に理にかなった医学だと私は思います。
ヘルペスまでいかなくても、口内炎がひどいという人も最近増えてますね。
これも心や肝の熱です。手の小指の少沢穴の刺絡などが効果的です。
そんな時に熱性の生姜やニンニク、辛い物ばかり食べたりすると、
火に油そそぐ結果となり、病気を悪化させますので絶対お止め下さい。
ゴーヤや豆腐、ナスやトマト、シジミの味噌汁、
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ヨモギが暑さに耐え切れず、大量の胸毛を抜いてました。
私の親類、知り合いにも帯状疱疹になった人が何人かいます。
とにかく、かなり痛いようですね。
やっぱり免疫力、抵抗力が衰えたときに発症するんでしょうか。
伯母さんも、顔にできたとなると大変ですね。
yurika さんの鍼で早く良くなってほしいものです。
ヨモギちゃん、ひょうひょうとした顔をしてるけど、
やっぱり暑いんですね。
長年ウサギを飼っていましたが、暑いと自分の毛を抜くという習性があるのは知りませんでした。
ヨモギさんにもいろいろと教えてもらっていますが、ヨモギちゃんにも教えられることが多いです(笑)
ヘルペスについて説明不足でしたので、追記しました。
伯母は見た目は派手でしたが、痛みはないとのことで、
良かったです。今日鍼して、大分赤みが引きました。
暑さに強いヨモギも、さすがに最近はたまらなさそうな気配。
口唇ヘルペスは単純ヘルペスで、伯母のと一緒です。
ウィルス性のものは免疫低下が一番まずいですね。
メスは妊娠時に毛を抜いて巣をつくる習性があるので、
暑くてその習性が出たのかも。マロンは絶対しないし。