インフル
2009年 09月 25日
まぁ、風邪引いて鍼灸をファーストチョイスする人って少ないので、
そんなにたくさんは診ることはないのですが。
中学生の男の子ですが、発熱で来院。
あとで調べたらインフルA型でした。
ちなみに鍼をしていると、非常に軽くすみます。
この子も薬はリレンザを二回服用しただけで治りました。
それにしても、インフルでなくても発熱している人がすごく多い。
特に男性。気候の影響でしょうか。
インフルなど風邪の鍼灸治療は効果があるとはいえ、とても難しいです。
私も少しずつ出来るようにはなってきましたが、まだまだ勉強が足りません。
「傷寒論(しょうかんろん)」という有名な漢方薬の古典があるのですが、
これをまず学ばなければ治療はできません。
この本には、風邪(傷寒)の引き始め(葛根湯みたいなタイプ)から、
風邪がこじれて死に至るまで、ざっくり分けて陽証と陰証、
少し細かく分けて六段階に病状が分けられ、
それぞれの段階での漢方薬の処方が書かれています。
風邪というのは、まず体の表面から侵入します。
風邪の初期に寒気で体がゾクゾクするのは、
肌の表面に冷たい邪気が入ったからです。
こういった状況では、葛根湯などがよく効きます。
しかし、重症の風邪に葛根湯など使ったら、逆に死期を早めてしまいます。
年寄りが風邪をこじらせて死亡するのは、
病が体の深いところの陰証に入ってしまったからです。
西洋薬ではインフルエンザの主薬は二種類ですが、
東洋医学ではインフルエンザでも症状により処方が異なります。
何しろ「傷寒論」の中の薬は、100種類以上ありその中から選別するのですから、
大変難しいのです(鍼灸の場合はどのツボに、どのように治療するかということになります)。
またこの本が西暦196~204にかけて著されたと言いますから、
誠に先人たちの知恵には頭が下がります。
人間の病気というのは、現代病は多少増えてはいますが、
実際、病の根本はあまり変わっていません。
だから1800年も前の書物が活用できるのです。
もっと勉強して、もっとたくさんの病気を治せるようになりたいなと思います。
先日患者のさつきさんが、ウサたちにと大根葉を下さいました。
あっとという間になくなりました。ごちそうさまでした♪(byヨモ&マロ)
体調崩しても休めるワケでは無いので、結局自己管理を出来なかった自分を責めるしかありません(苦笑
この2連休である程度回復しておかないと・・・そう思うと何の為の休みなんだか(-_-)
かといって、これしきのコトでお医者様のお世話になるのもクヤシイ気がするので、なんとか気合で治そうと頑張ってマス(^^;
yurika♪姉さんもお疲れの出ませんように・・・m(_ _)m
見れば、ソウルの街のあちこちに薬屋さんがあるではないですか。
そして、知り合いが僕の症状を聞いては、調剤師のような人に説明すると、目の前で、いろいろな漢方薬を混ぜて、今の症状に最適な薬を調合してくれました。
それは良薬苦しの典型のような味だったと記憶していますが、あんなにひどい症状だったのが、翌日けろっと治ったことが印象的でした。
その時、漢方ってすごいんだなってことを、人生で初めて体験しました。
今まで他人事だと思っていたのに、あっという間に
職場にも蔓延です(家族らしいですが)
インフルエンザにも鍼治療だなんて、驚きです
その小5のお子さんは、ご両親どちらかがお詳しいのでしょうね
日々勉強されながら精進なさるヨモギ様・・・
頭下がります
どうか、ヨモギ様ご自身お身体気を付けてね
インフルエンザになったら先生とこに行きます。
でも、電車乗ったら周りに迷惑だから行けないっ(汗)
ならなくなってしまうんですね。
宇宙ロケットの事故で飛行士が死ねば、世界の大ニュース
になります。
でも、毎日、毎日、世界のあらゆるところで、紛争や戦争で
多くの人が死んでも、数が多すぎて誰も気にしません。
ヨモギちゃんは、だーっと走り、マロン君はボテボテとついて
くるという感じは、とてもよくわかります。
いいご経験をお持ちなんですね。
その先生はかなり腕が良い先生だと思います。
日本では漢方薬は長く飲まないと効果がないという
変な常識がありますが、それは慢性病の場合で、
急性病では的確に合えば速効性がかなりあります。
韓国ではチャングム、ホジュンなどという
質の高い東洋医学のドラマの視聴率が60%を超す国ですから、
日本よりもかなり庶民の生活に密着していると思います。
うらやましいですね。
仙台でも流行ってますか?
この患者(あ、中学生ね^^)のお母さんは、かなりの漢方好きで、
三人のお子さん含め、家族皆さんで来られています。
勉強は終わりないですが、色々なことを知るのはまた楽しみです♪
西洋医学をオーダーメイド・・・ニュースで少し見ました。
検査とか全部自分で選ぶんでしょ?
そのためには結局自分が知識を持たないといけない。
医者はアドバイザーって感じになるのかしら。
何か無理がある感じ。
インフルになった時は・・・・お車でどうぞ^^
あまり騒ぎ過ぎるのもどうかと思いますしね。
怖がると免疫力落ちてしまいそうです。
助かる命と、絶える命。生きているということは、
まだ何かしなければならないことがあるのでしょう。
まだ周りには かかった人はいないですが・・・
いろんなところに出入りする機会が多いので 手洗いうがいは心がけています
バックには「キレイキレイ」のウェットティシュも入っていますw
かかれば怖いと思いながら 油断もありますね
かかった折には ヨモギさんに鍼をしていただきたい・・・