夏バテ予防 続き
2009年 08月 16日
四季に応じた健康の保ち方が書いてあります。
人は常に自然環境に接して生きており、
中でも四季の変化は人体に与える影響がかなり大きい。
これを見ると、東洋医学というのは、まさに東洋で生まれたものであり、
四季のない国には当てはまらないということがわかります。
もともと農耕民族である我々は、常に四季を感じながら生きています。
都会ではなかなか季節感も感じにくいものですが、
地方の農家の方のブログなどは、非常に私の仕事には参考になります。
四気調神大論での夏の養生法。要点のみ書きます。
(これが書かれたのは春秋戦国時代/紀元前770年前位だそう)
・夜更かしせず、朝早く起床する。
・精神的には志を高ぶらせることなくのびのびし、肉体的にはうっとうしさを除き、
陽気を外にもらしてやる。
・この時にはすべてを発散させ、鬱積しないようにする。
・この養生法に逆らって、心を鬱鬱とさせたり、身体に鬱積させたりすると、
夏に盛んに活動する「心の臓」が障害されて病気になる。
・例えすぐ発病しなくても、秋にはこれが原因で病となる。
やはり、夏は陰にこもって何かに打ち込むというよりも、
海や山やライブでも行って、パーっと発散するのが正解でしょうね。
精神的なものって、ほとんどの病に関係します。
夏に鬱鬱して熱をこもらすと、秋になってインフルエンザとか罹りやすくなりそうです。
また暑さで心の臓が弱りやすいです。
心の臓に良いのは、苦いもの。コーヒーなども少しはいいし、苦瓜もいいですね。
この時期、カレーやトウガラシなど辛いものを食べる人がよくいますが、
体力のある丈夫な人は発汗すれば涼しくなるので多少は構いません。
しかし過ぎれば心に熱がこもり、胸苦しさを覚えたり、不眠になったり、
口内炎や湿疹などできやすくなります。
体力ない人は、あまり食べないで下さい。汗かくと気が消耗し疲れてしまいますから。
それにしても、最近少し秋空。朝が涼しくなっています。
立秋は過ぎてるし、もう秋なのかな。
これから季節の変わり目、用心していきましょう。
参考文献 「素問」小曽戸丈夫訳 谷口書店
そこで、念願だったピーターラビットの作者の資料館にも訪ねました。
カフェでもキーワードを上げたので、時間がある時に遊びにきて下さい。
でも、そのコメントを夜中に書いているようじゃ、不健康なんですけどね(苦笑)
その実態については、正確にはほとんどの人が知らない
のではないでしょうか。
その原因は、日本人の社会、生活が西洋的なものを取り入れて
きたからだと思います。
私も、きのう空を見て、秋のような空だなと感じました。
そうなんですよね。自分も学びながら、復習の意味でここでまた
皆さんに読んでいただければと思います。
おもしろいこと満載の古典です。難解なことも満載ですけどね。
この気候、風土、人間性から生まれた医学は、
西洋医学以上に私たちにとって必要な医学だと私は思います。
だからとっても大切にしてるんですけどね♪
ただし、あまり大きな声では言えない方法なんですが・・・(汗