カテゴリ:東洋医学・鍼灸( 127 )

少しずつ春。

2月はあっという間に過ぎ去り、3月が始まりました。
昨日の小春日和とは打って変わって、今日は雨風が強く寒い1日でしたが、
日も長くなり確実に春に向かっています。
今日から奈良の二月堂では修二会(お水取り)の本業が始まったそうですね。

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春は肝の気が旺盛になる季節。体のあたたかい陽気が充満し、
健康であればそのパワーは積極的に新しい事を始めるやる気につながりますが、
くすぶって病気になると頭痛や眩暈、肩こり、花粉症やイライラなど
精神状態にも影響が出てきます。

患者さんのツボを診ていても、最近は右の太衝に熱感がある人が多くなってきました。
太衝は肝と関わる代表的なツボです。
これからの季節は草木が芽吹くように、人間も伸びやかに外へ外へと出ていくのが
健康の秘訣です。

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(最近、シオンの体もいつもより熱い!発散のため、うさんぽへ)


3月6日は啓蟄。
啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、
大地が暖まり、冬眠していた虫が春の訪れを感じ、穴から出てくる頃。

亀は啓蟄の日に冬眠から目覚めると、長年カメを飼育されている方から聞きました。
今年初めて冬眠にチャレンジしたミドリガメのサンタが目覚めるかどうか、
ちょっとワクワクしています^^
冬眠から覚めて体調が安定したら、また治療所での飼育を始めますので、
サンタファンの方、もうしばらくお待ちください。

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(↑暖かくなってヤレヤレのリクガメのパーリンが爆睡している図。
大分慣れ無防備な寝姿を見せてくれるようになってきました^^
ちなみにリクガメは冬眠させていません)




by yurikak5 | 2015-03-01 22:50 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(2)

春節に想う

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                              石切神社・上之宮の御礼亀

今日18日は陰暦では大晦日。
そして明日19日は春節、元旦です。
陰暦では元旦はいつも新月と決まっています。
新しい年の初めは、朔望月と言って真っ新のお月様から始まるのだと知った時、
暦の神秘さ、大切さを感じたものです。
最近では陰暦で体のリズムをとらえた方が心地よく、
心の中ではお月様と共に生きる陰暦女になりました(笑)

日本以外のアジア、中国、韓国、台湾などでは、
庶民の間でもずっと陰暦のままで行事が行われています。
とても良い事だと思います。
日本では社寺などの伝統行事などでは用いられているようですが、
庶民の間では全く存在感がありません。

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東洋医学を学んでから、その土地に古くから伝わる暦が
健康を保つのに非常に重要だということを知りました。
きっと農業や漁業など、自然と密接な関わりのある仕事には、
全て必要なのではないかと思います。
月や太陽の動きは世界の各地で見え方が違い、
人間の気の動きもそれに応じ、四季に応じて移りゆきます。
暦はその土地にあったものを用いなければ意味がなく、
私たちが選ぶものではありません。
日本では陰暦があっているということです。
(日本の暦は正確には和暦というそうです)

明治維新以降、東洋の医学、暦、食べ物から、
西洋的なものへと変わっていきました。
強くて粘り強くたくましかった子だくさんの日本人が、
今や不妊治療の大家であり、一人の子供を持つのもやっとの世の中。
そういった日本の命の根源がどこか不安定なことと、
無縁ではないと私は思っています。

春節で中国などからの観光客が増えています。
若い方が少しでも「春節って何?旧暦って何?」と考え、
古来からある普遍的なものを知り、
深く見つめる機会になってくれると嬉しいです。



by yurikak5 | 2015-02-18 23:21 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(0)

立春が過ぎました。

2月4日は立春で満月でしたね。
外は寒いですが、確実に春の気が動き出しています。

脈には春の脈、弦が混じるようになり、
肝の病と見られる目の充血・まぶたの腫れ・頭痛、
木が盛んになる結果、土が剋され、脾胃の不調を訴える人、
風邪でも少陽病を呈するものなどが増えてきました。

木の芽立ちのこれからは、潜んでいた病が表立ってくる季節。
肝が司る感情は怒り。興奮して揉め事や事件も増えやすくなるでしょう。
健康な人でも精神の状態が不安定になりがちですが、
上手に上に昇った余分な邪気を外に排出し、上下の気のバランスを整えると、
やる気のある元気な春を過ごせます。

動物達は敏感です。
室内飼いのカメ達がワサワサと活発になっています。
2ヶ月近く食べなかった笹の助が、最近餌を食べだしました。

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ポポちゃんは外に出せ出せといつも以上にけたたましく。

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狙うはパーリン。
ほとんどストーカー状態。(タオルの下にパーリンがいます)

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カメの天敵は鳥といいますので、目を離すわけにはいきません。
あまりに度が過ぎると、鳥カゴに撤収です。








by yurikak5 | 2015-02-08 23:55 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(4)

病が"浮く"ということ

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同業者間ではよく使われる言葉ですが、
鍼灸治療をしていると"病(症状)が浮く"ということがよくあります。

"浮く"というのは病が深いところ(臓腑)から浅い所(筋肉や肌表)へ出てきたという事で、
最初訴えていた症状とは違う部分に苦痛が一時的に出てくることをいいます。

私も風邪が治る過程で、軽度の発熱を生じました。
脈や病の治り方から診断した結果、それは悪化でなく、好転反応としてとらえました。
下手に解熱させると、また深いところへ邪気が入ってしまう事もあります。

よくあるのが、心の病が治ってくると首肩や背中の痛みを訴える方。
これもご本人は大騒ぎですが、心の病が筋肉に浮いてきたということなので、
「良かったね~」と私はいつも喜びます。
すると患者さんは何かわからんけどいいんだ~と納得されるのです。

それを知っていると、症状が変わったからといって
慌てなくても大丈夫です。
ただ、本当に浮いているのか、または悪化しているのか、
それは診察してみないと分からないことも多いので、ご相談下さいね。



by yurikak5 | 2014-11-26 23:45 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(2)

風邪と傷寒論

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このところの多忙がたたって、連休中風邪を引いてしまいました。
乗馬を始めてから、すっかり風邪を引かなくなったので久しぶりです。

子供の頃から風邪をひいても、
市販薬くらいしか飲まない(飲めない)体質だったので、
鍼灸師になってからは鍼と漢方薬で治療します。
咽痛、鼻水、軽い寒気、肩こり。
若干脈は浮いていますが、緊まではいかず。
葛根湯+桔梗石膏のような症状に肝鬱が合わさっている感じ。
二便異常なく、食欲もあったので、
とりあえず桔梗石膏を飲んで、理気と発汗は乗馬で助けてもらおうと。

さすがに運動後疲れたので一眠りし、
咽痛はとれていましたが、寒気が残っていたので
合谷に瀉法、生理との兼ね合いで公孫に補法の鍼。
女性のからだは本当に複雑です。

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その後、あたたかい味噌汁に葱と生姜を入れて飲んだところ、
汗をたくさんかいて気分が良くなり、
最近気になっていた、肩こりもすっきりとれました。

初期の風邪は風寒邪を外へ外へ排出して治す、東洋医学の独特の治療法は、
四大経典のひとつでもある「傷寒論(しょうかんろん)」の理論です。
風邪だけで分厚い一冊の本になっています。
風寒の邪はツボの名前でも示しているように、
項の天柱、風府あたり、上背部の風門、肺兪のあたりから入り、
また足元を冷やすことで肌表に停滞します。
普段からそのあたりを冷やさないようにするのが予防法です。

とはいえ、全ての風邪を治すのは本当に難しいし、
まだまだたくさんの勉強が必要ですが、
このように上手に体のしくみに従って治すと、副作用どころか副効用すらあり、
とても気持ちがいいので、やっぱり東洋医学っていいなと思います。









by yurikak5 | 2014-11-24 22:02 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(4)

易の話

この週末はとてもいいお天気で、日中は汗ばむくらいでした。
北海道でも25度のところがあったようです。
おかしな天候がずっと続き、体調管理も大変です。

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今日はこんなにきれいな夕焼け空だったのに、
22時すぎから大阪は激しい雷に見舞われ、それから雨が強く降っています。
雷は陰と陽のせめぎ合いといいますが、
あまりに暑すぎたため、自然界が雷でバランスを取り
雨で気温を下げようとしているのでしょう。

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人間の体も小宇宙ですので、体のバランスをとり陰陽の平衡を保つために、
一見病理的に見える生理的な現象を常々引き起こしています。
(簡単な例では暑いと汗をかく、食べすぎて下痢や嘔吐をするなど)
それが一定の状態を超えると病とみなされます。

自然界が乱れてくると、人間の病も複雑化してきます。
鍼の師は東洋医学を学ぶためには「易」の思想が大切だと常々語っておられますが、
非常に難解なこの思想、これからもっと真剣に学ばないといけないなと思っています。
私もまだ道半ばで説明できるレベルではありませんが、
易の卦は地・天・水・水・風・沢・山・雷・沢と、自然界に密接に関わっているのですが、
それを東洋医学に結びつけたものが「医易学」という学問です。

昔、師から読むように言われたのは「易」上下巻 本田済 朝日文庫ですが、
私にはとても難解(;_; 
下の図は「マーフィーの易占い」という今は絶版になっている本をコピーしたものです。
全体をイメージ出来るよう、ずっと壁に貼っています。

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長い横棒は「陽」。途切れた横棒は「陰」。
この二つの組み合わせから8×8=64卦ができます。
ライプニッツが発見した二進法から発展したコンピューターの01の原理も、
この易が元になっていると言いますから、この世界の奥深さは計り知れません。



by yurikak5 | 2014-10-27 00:38 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(4)

運動と健康

健康を維持するために不可欠なのが適度な運動です。
やりすぎてもやらなさすぎてもダメで、自分の体力より少しきついな、
という程度で続けると、段々と鍛えられ疲れやすい虚弱体質も丈夫になってきます。

患者さんに「運動してね」というと、
「どんな運動がいいですか?」とよく聞かれます。

はっきり言えば、何だっていいのです。
歩いたって、水泳したって、ダンスをしたって、
武道でもマラソンでも野球でもサッカーでも。

一番大事なのは、それをする事で自分の心と体がスッキリして、
楽しくなるというのが大事。
そして、週1回でも月2回でも、回数は少なくても生涯継続できるような
ものでなければなりません。
一人一人趣味も体力も違います。自分で見つけるしかありません。

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私の例をいいますと、体を動かすことは嫌いではありませんでしたが、
どちらかといえば音楽や読書などを好む性格でしたので、
そちらに偏りがちでした。体育も並み程度の成績でした。

中学でテニス部に1年入ったものの、一度だけ試合に出ましたが、
勝ち負けを競う事が苦手だった事などから退部、フォークソング部に移籍。
高校もフォークソング部を続けました。

しかし、受験期から体調不良が続き、鍼灸の先生から運動をしなさいと
耳にタコが出来るくらい言われ、30才から少しずつ始めました。

最初は30~40分のウォーキングを週2回を1年間。
とりあえず、3ヶ月を目標に頑張りましたが、段々と体が軽くなる事に気付きました。

2年目はジムに通い、自転車こぎやスタジオでの簡単エアロや踏み台昇降など
約1時間を週1~2回。

3年目から、憧れだったクラシックバレエの世界へ。
これがかなりきつくて泣きそうになりながら行っていましたが、
段々と筋力と柔軟性が出来てきて、月に2.3回程度ですが10年ほど続いたのです。
音楽に合わせて体を動かす事が、私には合っていたのでしょう。

ただ、バレエは70.80才まで続ける自信がなかったのと、団体ですることが苦手なため、
また多忙で全体練習に参加できないため、発表会などには出れませんでした。
そこで悩みながら、並行してヨガや乗馬などをかじり出したのが3年ほど前からです。

現在は体調に合わせてジムでヨガ、ストレッチ、バレエ、ウォーキングなどを1時間半ほど、
晴れた日には乗馬をする事で、体調管理が出来ています。
これからの年代は骨などが弱らないようにしていかねばならないので、
太陽の下での運動は大切だなと思っています。

結局、鍼灸の仕事と似て、一人で追求していく運動が向いている事が分かってきました。
どんなことも最後は自分探しなのかもしれませんね。

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by yurikak5 | 2014-06-25 21:21 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(2)
ヨモギが亡くなって12日。
少しずつ、あの世へ旅立つ準備をしているようです。

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小屋の片付けはお引越しに似ています。
死とはこの世からあの世へのお引越しなのかもしれませんね。
四十九日を中陰といいますが、陽の世界から陰の世界へ。
ただグルグルと回っているだけのような気もします。

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ある方から「いっぱい悲しんであげて下さいね」とお言葉を頂きました。
私もそう思います。
感情に溺れてはいけませんが、今ある自分の感情と真正面に向き合うことは、
先々の心身の健康に関わってきます。

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最近、精神科疾患の患者さんの来院がとても増えています。
また精神科のお医者様が、鍼灸の保険の同意書を書いて下さる事も多くなってきました。
薬物では一時的な安定は得られますが、決して根本からの解決になっていないという事を、
理解して下さっているからなのだと思います。

では強い悲しみや怒りなど、自分で制御できない時、どうすればいいのでしょうか。
まずは主観的にならず、客観的に自分を見る習慣をつける事が大切だと思います。
「私は今、腹が立つ。どうしてだろう。」
「私はとても悲しい。何故だろう。」
日記などで文章にしてみるのも整理がつきますね。

今ある感情に決して溺れず、見て見ぬふりをせず、たとえ相手が悪かったとしても、
それに執着してしまう自分の弱さと向き合うことだと思います。

それをしないまま時間が過ぎると、一見強そうだけど、
非常に中身はもろい、歪な精神構造になってしまい、
悲しみや怒り、人生の辛苦を自分の肥やしにすることができません。
人間は元来弱いもの。弱さをさらけだしていいのです。

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以前、肩こり等で来院されていた40代の女性が久しぶりに来院されました。
とても魅力的な女性で、仕事に趣味に疲れながらも生き生きしていたのに、
しぱらく来ない間になんと欝になり、心療内科の薬を飲んでいるというではありませんか。
一番ひどかった精神状態よりは落ち着いてるものの、
以前の輝きはすっかりなくなり、背中が熱くて熱くてたまらないとのこと。
これは肝の熱が外にもれず、そのまま残っている状態です。
肝は怒り。ピーンときて、聞いてみました。

私    「こうなる前、すっごいムカつくことあったんとちがう??」
患者さん 「・・・・!ありました、ありました~~!!!」
私    「その怒りが、自分の中で解決できてなくて、体の中に溜まって背中が熱いんやで。」
患者さん 「えっ、そうなんですか?!」

もちろん、どうにも解決できない問題も、この世にはごまんとあります。
でも考え方一つで、納得できることもあるし、
体を動かすことで、心の乱れを整える事も可能です。
もちろんそんな時、鍼灸治療はすごい力を発揮します。
前述の患者さんは一回で背中の熱感も引き、
自分の力で治そうという気持ちになってきました。

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しっかり怒って(肝)、しっかり悲しみ(肺)、しっかり思い悩み(脾)、
しっかり怖がり(腎)、しっかり喜ぶ(心)。
五臓と感情はつながっています。
感情がない人が健康なのではありません。それではロボットです。
感情が豊かだけれど、ひとつの感情に囚われず、
常に心が柔軟であること。それがひとつの健康の証ですね。

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いーーーっぱいあるヨモギの写真でメモリアルカード作りました。
数枚に絞れなくて、何だか次々と印刷してしまいました。
生きている間にこれだけ輝けたんだから、
ヨモギはウサギの神様にたくさん褒めてもらえると思うよ^^
安心しておいきなさいね。



by yurikak5 | 2014-06-08 21:14 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(6)

認知症の鍼


昨年より介護付き住宅に入居した伯母の往診へ。
甲東園という宝塚に近い場所まで小一時間のドライブ。
このあたりはまだ用水路のような川があり、澄んでいて魚が泳いでいる。

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車に乗りだして2年半の身では、
お世辞にも上手いとは言えないレベルだが、
何とか目的地にたどり着けるようにはなってきた。

2号線を西へ、武庫川大橋から武庫川沿いに北上する緑の多い道は、
眺めがよく気持ちはいいけれど道幅が狭いわりに対向車も多く、
一部道の傍らには溝があるため、今でも脱輪しそうで怖くなってしまう。

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あるショックな出来事を境に、軽い認知症らしい症状が出てきてから、
倒れて腰椎を圧迫骨折し、一人暮らしは難しくなったため、
弟夫婦の近くのホームに入居。

今日は気分がいいのか、めずらしく部屋に入ると向こうから話しかけてきた。
部屋のテーブルには叔父さんの奥さんがいけてくれた庭のゼラニウム。
とてもいい香りがしている。


 伯母「なんでここで寝てんの知ってんの」

 私「前から知ってるよ」

 伯母「そうか」

 私「元気?」

 伯母「・・・」

 私「しんどいの?」
 
 伯母「うん」

 私「どこがしんどい?」

 伯母「・・・」

 私「ご飯美味しいか」

 伯母「美味しいよ(ニコッとして)」


私の名前を聞いても口にはできないのはわかっているので、もう聞きはしない。
でも私の存在は理解しているようだ。
今日は寝てばかりだった3月末より、数倍状態がいい。
トンチンカンな会話だけれど、これだけ会話が続くうえに、
10のうち1くらいはマトモな返事が返ってくるし。
おまけに「ジュース飲む?」と聞けば頷き、座って飲むという。
快挙だ、これは。

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最近、高齢化に伴い認知症が増えている。
以前テレビで見たユマニチュードという認知症へのケアは、
私の中ですごく記憶に残り、参考になった。
接し方一つで認知症が軽減するというものだ。
それと、母親の徘徊に一日中付き合うという娘さんを追ったドキュメンタリー。
あの根気強さと機転の効き方には、頭が下がる思いだった。


私には鍼がある。たまにしか出来ないが、効いていると思う。
伯母は開業から10年ほど、毎日のように鍼灸院に顔を覗かせ、
色々と手伝いをしてくれていた人。
60代で脳腫瘍の手術をしてから再発防止にずっと鍼は続けていた。

今日は左の後谿に10分。たったこれだけで顔色が変わる。
脈力はもともと強いし、反応も良い。
食欲は十分あるし、まだまだ回復の余地がありそうな気がする。


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また行ってあげようっと。(今日のご褒美キャラメルマキアート)




by yurikak5 | 2014-05-18 20:58 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(2)

「鍼灸柚の森」について

このブログ内でお知らせするのは初めてだと思いますが、
長堀橋にて3/25より分院「鍼灸柚(ゆう)の森」がオープンしました。
ベッド2台の小さな治療院です。

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すぐお知らせするつもりが、通常の診療と準備が重なり疲労困憊で
私がダウンしてしまって、だいぶ日がたってしまいました。

治療するのは私ではなく、本院でもお馴染みのスタッフが行います。
まだ始まったばかりの赤ちゃんのような状態ですので、
少しずつ一人歩き出来るようにサポートしていかないとと思っています。

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鍼灸師というのはなかなか免許を取っても思うような治療が出来る職場が少なく、
またあっても募集枠が非常に少なく、開業するには腕がいるけれど、
それまでに腕を磨ける職場が見当たらないという現実があります。

私自身も20年前に免許をとり、開業するまでの10年間は、
職場を見つけるのに大変苦労しました。

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そんなこともあり、この「鍼灸柚の森」は単に分院という意味合いではなく、
たくさんの志の高い鍼灸師が育つ学びの場になってくれるといいなという
強い思いがあります。(実はこの構想は10年位前から考えていました)

本院との連携を保ちながら、少しずつスキルアップしていければと思っています。
皆様、是非応援してやってください。
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「鍼灸柚の森」HPはこちら



by yurikak5 | 2014-04-09 21:08 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(5)

鍼灸と動物と音楽と☆漢方柚鍼灸院・院長ブログ


by yurika