日本東洋医学会in仙台

今日の大阪の蒸し暑いことといったら・・・。はぁー。
さわやかな仙台に戻りたいです。。。

仙台には「日本東洋医学会」という学会のために訪れたのですが、
ほとんど医師や薬剤師という中、我々「北辰会」は7症例発表させていただきました。
ちなみに症例は以下の通り。
専門用語で難しいと思いますので、私が素人さん向けに()内で解説いたします。

「冠攣縮型狭心症に対する一症例」堀内秀訓・鍼灸師
(ニトロを毎日使っていたひどい胸痛が、継続した鍼灸治療でニトロが必要なくなるくらい
治癒した症例)

「多発性嚢胞腎疾患に対する少数鍼治療の一症例」
水本淳・鍼灸師
(腎臓に嚢胞[水の袋]があって、疲労感が強く普通の生活もできなかった患者が鍼灸でQOL[生活水準]がかなり上がった症例)

「繊維筋痛症と診断された胸背部痛の一症例」大八木敏弘・鍼灸師ほか
(原因不明の難病による胸背の激痛が、鍼灸にて改善した症例)

「帯状疱疹の激しい神経痛により厥症に陥った一症例」藤原明宏・ペインクリニック医師
(帯状疱疹[ヘルペス]の後遺症で痛みがとれず、食欲不振や不眠を伴い衰弱していた患者が、2回の鍼灸治療にて改善した症例)

「舌診を中心とした弁証論治による非結核性抗酸菌症の一症例」藤本蓮風・鍼灸師ほか
(原因不明で肺に穴が空き、咳や痰、微熱など伴う患者が、鍼灸にて穴が縮小し、仕事ができるまで体調が回復した症例)

「関節リウマチに鍼灸・漢方薬が奏功した一症例」村井和・内科医
(入院中の重症のリウマチ患者に鍼灸・漢方薬を数年続けることにより、ステロイドを用いなくとも症状が改善し、仕事復帰できた症例)

「膈兪1穴が功を奏した眩暈の症例」藤本彰宣・鍼灸師
(病院にて点滴を受けるも悪化した眩暈の患者が、膈兪というツボ1ヶ所に7回鍼をしただけで治った症例)

また、北辰会代表・藤本蓮風はシンポジウムにて
「これからの日本の鍼灸をつくるー教育の観点から見えてくるものー」
というテーマで、討論がなされました。

明治維新以後、鍼灸は医業類似行為として、医療行為ではないという扱いを受けてきましたが、実際には肩こり、腰痛などにしか効かないものというものではなく、様々な病に効果的な医学なのだということが段々と医師の間でも気付き始めています。
そのうち中国やヨーロッパ等のように、今後医師免許を持たなくては鍼灸をしてはいけないという法律が日本でも出来る日が来るかもしれません。
c0145449_2305561.jpg

                東北大学附属薬用植物園にて
Commented by seechan2525 at 2008-06-11 20:57
>>今後医師免許を持たなくては鍼灸をしてはいけないという法律が日本でも出来る日が来るかもしれません
と言う事は、今は医師免許を持たなくても鍼灸治療行為は行えるんですか?怖い事ではありませんか?
素晴らしい治療効果のあるものなら尚の事、優秀な方に診て頂きたいものです。ヨモギ様たちの行為が、早く広く浸透しますように。。。
by シー坊
Commented by yurikak5 at 2008-06-11 23:40
シー坊様
素朴なご質問、ありがとうございます。
日本では、医師と鍼灸師(正確には鍼師灸師)が鍼灸を行えます。
どちらも国家資格です。
医師は鍼灸を行えますが、鍼灸の授業はほとんどないに等しいので、施術できる医師はほとんどいません。鍼灸師でも優秀な先生はいらっしゃいます。
このあたりは複雑なので、また詳しくブログ上で書かせていただきますね。
by yurikak5 | 2008-06-10 23:04 | 東洋医学・鍼灸 | Comments(2)

鍼灸と動物と音楽と☆漢方柚鍼灸院・院長ブログ


by yurika