身土不二
2008年 02月 22日
これは許されない事ではありますが、日本人の食生活の歪みを正してくれる
良い機会ではないかと私は思っています。
「身土不二(しんどふじ)」という言葉をご存知ですか?
これは食養の中での重要な言葉です。
私は18才の頃から長い間、体調を崩している中で、食養について学んできました。
その後、現職に就いてからは医食同源という観点でさらに学び続け、
ずいぶん自身の健康にも役立っています。
食養とは、明治時代に石塚左玄が食事によって健康を養うための独自の理論を展開したもので、その後マクロビオティックを創始した、桜沢如一などに受け継がれました。
私も極端な玄米食をしていた時期もありましたが、それにも色々な意味で限界を感じ、今はこの「身土不二」という言葉だけを念頭において、日々の食事を考えることにしています。
「身土不二(しんどふじ)」とは、自分が生きる土地でとれた、旬の食物を食べるということです。
その土地、国民性などによって健康に良い食べ物は違って当然であり、西洋の栄養学を是としてきた明治以降の日本は、弱い国民を次々と作り上げてしまいました。
中国は不衛生かもしれませんが、食生活の基本は変えようとしません。韓国も然りです。
ここに国民性の強さがあります。
日本人ももっと自国の農業・漁業を大切にし、米・野菜・魚・豆・海藻などの食生活に戻れば、病人は減り、国のパワーも段々と蘇ってくることでしょう。
食べることの大事。
今、高齢化で長生きされてる方達は、粗食をされてきているからであって、肉食中心やファーストフードなどの
偏った食生活をしている今の現代人は、長生きできないと聞きました。
欧米人の腸の長さは短く、肉類を摂ってもすぐに排泄されますが、日本人の腸の長さは長く、海で囲まれた風土食である米・野菜・魚・豆・海草向きの腸で、長い腸に肉類を摂ると腐敗してしまうと聞きました。
その国、その国にあった食べ物と身体がうまくできているんだな~と思いました。
それからは、玄米と白米半々でご飯を炊いたり、農薬まみれのレモンやアメリカ産ブッロコリーetc、中国産は買わないようにしていました。
今回の中国製の製品のことは、本当に日本人への警告ですよね。。
今一度、食生活を見つめなおす良いきっかけを、与えてもらったと思います。
宇宙の根本法則は、原因と結果の法則ですね・・・。
最近20代の癌や欝病など、重病がどんどん低年齢化しています。
私達はもっと自分自身で健康を守る術を学ばねばなりません。
生きることは食べること。
食事をおろそかにして、薬やサプリばかり飲んでいるのでは本も子もありません。