古きに学ぶ

今日で8月も終わりですね。
猛暑続きだった大阪も、台風で一気に涼しくなり秋の訪れを感じます。
日中はまだ暑さが残りますが、夜はエアコンなしで眠れるようなりました(^^)/
涼しくなり妙にハッスルして動きの激しいシオン君ですemoticon-0136-giggle.gif

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先日、毎年8月の最終日曜日に開催される、所属団体の100名規模の大研修会がありました。
昔は教えられる方だったのですが、時が経ち今や私も指導する立場に。。。
この研修会は安土桃山時代の禅僧で医師でもある夢分斎が編み出した
「夢分流打鍼術」の理論と技術を丸一日かけて学ぶ勉強会です。
簡単に言うと先の丸い鍼を腹部にあて、小槌でコンコンと叩き邪気をとる鍼法ですが、
昔は皮膚に刺入していたのを、師が過敏な現代人向けに先を丸くして改良し、
臨床の中から触れるだけの鍼でも十分に効果があるということが検証されました。

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(これは初版本のため、現在は装丁が違います)


もともとこの打鍼術は夢分斎が母親の難病を治したい一心から生み出された鍼法であり、
打鍼の教科書となる「弁釈鍼道秘訣集 」(藤本蓮風著・緑書房)には、
技術的な部分もさることながら、治療家としての心持ちの大事が書かれています。
鍼灸術を学ぶ者にとって、最も大切なこと。
病める人を治したいという一念、邪念のない素直なとらわれのない気持ちを持つことにより
本当の自分=本来的自我(仏性)が輝きだし、(技術に心、魂が宿り)病める人を癒すことができる。
これこそが医の原点だと説いています。
またさらにすすみ、無我の境地に入れば、そのようなことを意識せずとも、的確な治療が
出来るようになるという、治療家としての生き方をも包含する内容がたくさん盛り込まれていて、
この弁釈鍼道秘訣集は、数ある師の著作の中で私が一番好きな本でもあります。

スタッフもみな参加しましたが、この勉強会は打鍼を通して指導者も受講者も
初心に戻ることのできる素晴らしい場ではないかと私は思っています。

秋の訪れとともに、ゆっくりと古い本を紐解く時間を作っていきたいものですね(^^)




Commented at 2016-09-04 23:23 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yurikak5 at 2016-09-05 22:33
鍵コメ様
そのようですね。寂しいですが最近はFaceBookが活発になってて情報も早いですよ。
時代の移り変わりですね。閲覧は誰でもできるのでご覧になられては↓
コメント欄に「淋しいな。でも…。よく、こう言っていた。終わりははじまり」と。
さぁ前向いてGO!
https://www.facebook.com/motoharusano/?hc_ref=NEWSFEED&fref=nf
by yurikak5 | 2016-08-31 19:00 | 紫苑(ミニレッキス) | Comments(2)

鍼灸と動物と音楽と。(漢方柚鍼灸院院長ブログ)


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