今年の初詣は実家近くですませました。
元旦は母と石切神社の上之宮、三日には友人と生駒の宝山寺へ。
下の賑やかなのもいいんですが、ここは静かで落ち着きます。
宝山寺は生駒駅から山頂行きのケーブルで一駅の場所にあります。
近いのに、なんと初めての参拝です。
子供の頃、生駒山頂の遊園地に何度も行きましたが、
いつも素通りしていました(^_^;)
線香がすごく太くて煙がモクモクで真っ白な中、奥の院まで階段を上りました。想像以上のたくさんの神様、お地蔵様が祀られていて驚きました。
その中でも驚いたのが般若窟。
生駒山の岸壁に、弥勒菩薩像が鎮座しています。
奥の院で御朱印を頼んだのですが、書いてくれた初老の男性が
本堂の中に入ってお参りしとき~と妙にフレンドリー(笑)
お茶やお菓子まで出してくださいました。
「般若窟の菩薩様はどうやって運んだんですか?」と聞いたら、
「三人で滑車で釣り上げたらしい」とのこと。
宝山寺は1678年に湛海律師が開かれたお寺ですが、
この岸壁の場所は昔、役行者が般若経を収めた場所だそうで、
弘法太師も修行されたという伝説もあるそうです。
分かりにくいので拡大してみますね。
これはホントにすごいです。
宝山寺はヒンドゥー教のガネーシャを起源とする歓喜天をご本尊として祀っているということもあり、
ここは日本というよりインドに近いような気がしました。
こんなに身近な生駒山、まだまだ奥が深いです。
この山の麓で育ったのも、子供の頃、石切神社の参道筋の漢方薬局が気になって仕方なかったのも、
すべて今の自分とつながっているんだろうなーと、今更ながら思います。
宝山寺の御朱印は四種類です。
一番右が奥の院、左三つは本堂近くの寺務所で書いてくれます。
立派な御朱印、ありがとうございました。