中国のインフルエンザ予防
2009年 05月 22日
(前回のブログ、頚椎ヘルニアを治療させていただいた患者さんのさつきさんが
転載してくれました。ありがとうございます。)
先日勉強会の資料で、中華人民共和国国家中医薬管理局の
インフルエンザ予防対策が送付されてきましたので、
皆さんの参考になればと、少し抜粋して記載いたします。
当然ながら前回書いた内容と重複する部分が多く見られます。
中国語ですので、簡単に意訳させていただきます。
<日常生活で気をつけること>
1,"虚邪賊風、避之有時"
運気論でいうところの、その季節に吹かない方角からの風を避け、
常に衣類で防寒せよ、ということ。・・・要は急に寒くなったとき、絶対冷やすなということですね。
2,"食飲有節" 規則正しい飲食を心掛けよということ。
3,"起居有常" 規則正しい生活をしなさいということ。
4,"精神内守、病安从来""恐則気下、驚則気乱"
病が安らかになるためには、精神の安定が大切。恐がりすぎると気力も低下、
ビクビクしすぎると気が乱れるからよけいダメですよ・・・日本の国って怖がらせすぎかも?
飲食の部分には、やはり清淡(あっさり)のものがよく、少食にし
(どうも日本人は栄養つけてたくさん食べろという傾向にあるが、それは間違い)、
膏梁厚味之品(脂っこいもの)は避けるようにとあり、
その下には色々な漢方薬が症状別に書いてあります。
詳しくは書きませんが、処方の中で日本人になじみのあるものでは、
白葱、香菜、紫蘇、棗、生姜、薄荷、梨、菊花、甘草、陳皮(みかんの皮)等々ありますが、
それぞれの効能を知って、適宜処方せねば漢方薬も効かないばかりか悪化させることもあります。
今、盛んに「麻黄湯」という漢方が効くとメディアでも取り上げられていますが、
これも麻黄湯証のインフルエンザであれば効きますが、他の証のインフルエンザであれば
効かないということになります。
西洋医学のように、同じ病気だからと言って、すべて同じ薬(鍼灸であれば同じツボ)
ではいかないのが東洋医学なんですね。
今日は雨、少し肌寒く、私も水鼻が出てきて寒気が少し。
明後日は新月だし、気力の落ちやすい時期です。
そこで、高山ラーメンがひとつ残っていたので、人参とキャベツ、葱、アオサ、胡椒を少しふって、
陽気を少し補う食事にしました。+残り物色々。今はもうポカポカして鼻水も止まりました。
体の声をこまめに聞いて、体に合わせた食事や生活をしてあげれば、
体はちゃんと言うことを聞いてくれます。
(最近多忙なのもあって麺類が多いのですが、日本人にとって主食で一番優れているのは
お米ですので、なるべくお米を食べましょう。)
なるほど~。とってもタメになるお話をありがとうございます。m(_ _)m
確かにそうですよね・・・無理をして、調子の悪いのに気づかないフリをして。
で、体調を崩す・・・・・と。 自己管理って大切ですね(^^;
使わないようにしています。自然の風や、扇風機の風を利用
します。
自宅でエアコンを使わないようになってから、逆に、夏が過ごし
やすく、食べ物もおいしくなりました。扇風機はよく使いますが。
ちょっと、インフルエンザとは違う話ですが。
これが案外難しいのですよね。
甘やかしすぎになってはいけませんからね。
糖尿の人なんかは、正常な機能さえ崩れてて、
お腹一杯でもまだ食べたいとなるし。
自分を飼いならすのが一番難しいのかもしれませんね。
最近は、ちょっと気が緩みがちで、とうとうメタボ検査にも引っ掛かっちゃった。
悪玉コレストロールが毎年増えてきてしまっています。
ウイルスにやられる前に、生活習慣病で自滅してしまうかも。
ウサギさんたちのように草食中心だったら、こんなことにはならないんでしょうね♪